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ギンペルのブラームス&ドヴォルザーク - 2009.11.29 Sun

 ブロニスワフ・ギンペルのブラームスとドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲のカップリング(CDはまあ、そうは言わないのか)を聞いている。
 兄はヤコブ・ギンペル。これも世界的なピアニスト。ケンペ&ベルリンフィルとのブラームスのピアノ協奏曲1番の演奏は、今も世界有数のものと思う。

 さて、その弟の方。
 これがまたとても魅力的である。まず独特のかなり極端な引き崩しがある。そうしたものは嫌いだという人も多いのだろうが、ぼくはヴァイオリンって特に個性的であることが求められる楽器だと思うので、とてもおもしろくて何度も聴いてしまう。

ブラームス&ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲ブラームス&ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
(2007/10/24)
ギンペル(ブロニスワフ)

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 オーケストラがギンペルの情熱的で前がかりな引き崩しに対して、ずいぶん楷書的である。ベルリン響なのだが、これは残念。それでも後半に行くに従って煽られて、少しずつ熱を帯びてくるところが、スタジオ録音なのにわかる。
 ドヴォルザークの方は、オーケストラもいい。
 ギンペルの情熱的なアプローチにしっかり呼応して、ドヴォルザークの土俗的な一面を浮き彫りにすることに成功していると思う。もっとも、ギンペルの音自体はドヴォルザークに期待するものよりは、やや線が細いのだが。
 ブラームスの指揮はアルトゥール・グリューバー。ドヴォルザークはハンス・ツァノテルリ。後者はかつてPILZ盤で、ハンス・ザノッテリと表記されていた指揮者と同一人物だろう、多分。

 ギンペル弟は、ぼくがクラシックを聴き始めた遥か以前、LPに廉価盤が登場したころに、いくつかの主要曲の録音がシリーズにおさめられていたようだ。
 おもしろいなあと思うのは、廉価盤のアーティストというのは、当初は、そうした盤にのみ登場してくる演奏家だったようだということだ。ぼくがクラシックを聴き始めたころは、録音の古い演奏が、次々と廉価盤として発売され始めたころだった。つまり、廉価盤に収録されている演奏のアーティストに、誰もが認める超一流の演奏家のものが混じっていたわけだ。しかし、それ以前は、そのあたりは、かなりはっきりした線引きがあったのだろう。

 では、ギンペルが二流なのかというと、もちろんそんなことはない。
 要するに知名度の問題だったのだろうと思う。
 ミルシテインやハイフェッツに伍して、というようなわけにはさすがにいかないが、ギンペルは十分に聴きごたえがある。やや正統派からははずれるが、一流の演奏を展開している。
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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