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教師教育メールマガジン72号俣野秀典さんです! - 2018.03.07 Wed

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メールマガジン「教師教育を考える会」72号
            2018年3月6日発行
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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効果的なフィードバックをしよう
            高知大学 地域協働学部/大学教育創造センター
                            俣野 秀典
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 72号は、俣野秀典さん(高知大学講師)。高等教育開発の専門家とし
て、ファシリテーションをキーワードに学生がもっと学べる授業/教職員
がさらに学べるプログラムを開発・支援・実施されています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 みなさん、こんばんは。高知大学で教員をしている俣野秀典です。2009
年より、学内外で大学教職員の能力開発についての研究・実践をしており、
2015年からは地域協働学部という新設学部で地域と教育を結びつけた活動
にも本格的に手を出し始めました。

 大学教職員の能力開発というのは、Faculty Development(略してFD)、
Staff Development(SD)と高等教育のなかでは表現されています。この
FD/SDに取り組みはじめて、もうすぐ10年目を迎えます。それまでは大学
組織の外から、大学教育・経営を支援する仕事に携わっておりました。

 本号では、私の自己紹介よりも、「ええこと聞いた!!」と、教師教育
に携わっている皆さんの日頃の実践で使えるものをお伝えしたいなと思い、
ここ数年、私が大事にしているアプローチについて取り上げることにしま
した。




相手のやっていたことに対してよかれと思って言ったのに
それを受け取ってもらえなかった経験はありませんか??

今回は、そうなりにくいフィードバックの方法についてお話しします。

少しの工夫で、よくありがちな感情的な摩擦を抑えることができ、
相手に受け取ってもらいやすい言葉がけができるようになります。



フィードバックにはコツがあります。アートではありません。
そのコツを知れば、フィードバックが相手のアクションに反映される
確率がグッと高まります。


数多く研究・実践されているフィードバック方法の中から、今回は
Caitlin Walker氏の「Clean Feedback」を皆さんにご紹介しましょう。

単純な構造でありながら、効果がハッキリと出てくることから、
対象を講師・教員に特化したセミナーの中でもお伝えしている内容です。



このフィードバックを今回取り上げようと思ったのは、
児童・生徒・学生に向き合うときはもちろんのこと、授業研究などで
お互いにもっと効果的なフィードバックをし合えるのになぁ・・・

と感じていたからです。




ざっくり書くと、「Clean Feedback」は、対象となる行為(言動)について
 ●事実・証拠
 ●推測・評価・解釈・意見
 ●影響・結果
の3点を分けて伝えるという方法です。


フィードバックをするということは、その対象があるはずです。
それは、「よくできた・うまくいった」と思うことかもしれないですし、
「よくできなかった・うまくいかなかった」と思ったことかもしれません。

前者をポジティブ・フィードバック、後者をネガティブ・フィードバックと
区別して使われたりもしています。

ちなみに私は、後者をチャンス・フィードバックという表現に言い換えて
います。


もう少し具体的に書くと、その行為について、
 ●そのように認識した(見たり聞いたりした)事実は何か?(客観的世界)
 ●その事実・証拠について、どう思い・評価したのか?(主観的世界)
 ●結果として何が起きるか?(それを続けると~、やめると~になる)
を別々にして伝えるということです。



なぜ、この分けて伝えるという方法が相手に受け取ってもらいやすいの
でしょうか。


そもそもフィードバックというものは、こちらがどれだけ言ったかでは
ありません。
どれだけ相手に受け取られて「活用されているか?」がポイントです。

その活用に直結するのが「事実」の部分です。
どの事実(行為・言動)が良かったのか(良い結果をもたらしたのか)、
どの事実が悪かったのか(悪い結果をもたらしたのか)が分からないこと
には何をどうすればいいのかが空中分解してしまいます。

「リーダーシップを発揮していてよかった」と言われて、具体的に
どの部分、どの行為・言動のことを指しているのか分かりますか??

具体的に示されないと、分からない。だから受け取れないのです。


判断するのは相手自身です。

この構造で伝えることができると、
指図されている感覚や、踏み込まれている感覚が生まれにくくなります。
そこが「Clean」とされている所以です。



「Clean Feedback」を心がけると、相手に伝えたいことが伝わり
実際に活用してもらえるようになります。

教師と生徒をこえて、お互いが心がけられるとステキですよね。

意識的に分けて捉えて、意識的に分けて伝えてみてください。
「(相手に)伝わったな~♪」という実感をもつことができるはずです。




 プロセスに関わろうとするのがファシリテーション。そう捉えるならば、
今回ご紹介しました、(思い込みをなるべく介さず、相手の内部を汚染し
ない)アプローチは、ファシリテーターにとって、私たち教育学習の支援
者にとって親和性が高いと感じています。「教師教育を考える会」の皆さ
んの日々の活動に活かしてもらえることを願っております。勉強会などで
ご一緒した際には、気軽にお声がけくださいませ。笑顔でお応えします。

 最後まで読んでくださりありがとうございました。こぢんまりではあり
ますが、Websiteも運営しております。この機会にぜひお立ち寄りくださ
い。
https://matano-lab.com

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[メモ]
ちなみに今回の参考図書は以下のものです。
Walker, Caitlin (2014). From Contempt to Curiosity. Clean Publishing.
http://my121p.com/l/m/ilC5UnaEYfHM5W

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 俣野さん、ありがとうございました! 例えば講師を招いて実施する民
間教育研修会など、私も運営側も参加者側としてもたくさんの経験がある
わけですが、今一つ、そこでの情報が教室の営みに反映されないという実
感があります。これは、校内研修などで一所懸命授業準備をしてきた授業
者と、その授業を参観した参観者との様々なやりとりが、その後の授業の
変化につながらないというような経験ともつながっているでしょうか。
 俣野さんは<そもそもフィードバックというものは、こちらがどれだけ
言ったかではありません。/ どれだけ相手に受け取られて「活用されて
いるか?」がポイントです>とおっしゃっています。このフィードバッ
クに関する視点を、多数の参加者がいる教育研修会のような場で機能させ
るためのデザインってどんなものがあるだろう、と考えていくと、実に興
味が尽きません。
 俣野さんご自身も、今号でご提示いただいた問題意識を、現場で追究し
ブラッシュアップする取り組みを積み上げてこられた方です。今号の提案
は、あくまでも俣野実践・研究の入口へのご招待という感じでしょうか。
ご紹介いただいた https://matano-lab.com にも、ぜひみなさん関心を
寄せて、ご覧いただければと思います。

 次回、3月9日金曜日は藤倉稔さん(北海道猿払村立拓心中学校教諭)。
最北の地宗谷で、校内外の学びの場構築を模索する若き実践者です。

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メールマガジン「教師教育を考える会」
72号(読者数2639)2018年3月6日発行
編集長:石川晋(zvn06113@nifty.com)
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
(まぐまぐ:教師教育を考える会)
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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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