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2018-08

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教師教育メールマガジン52号、松下音次郎さんです! - 2017.12.23 Sat

松下音次郎さんに書いていただきました。教師教育を考える会メールマガジン52号です。下記リンクから無料購読できます。週二回発行しています。多くの方に届きますように…。
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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メールマガジン「教師教育を考える会」52号
         2017年12月22日発行
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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 「場づくりをする人たち」
               森のようちえん ぴっぱら
                      松下 音次郎
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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 52号は、松下音次郎さん(森のようちえん ぴっぱら)で
す! 北海道で早くから学童保育や幼児教育でのユニークな取
り組みをされてきた方です。
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「♪夜の校舎 窓ガラス壊してまわった♪」という、尾崎豊の
『卒業』さながらに、『校内暴力』があちこちで起こっていた
1970年代後半~1980年代前半までの時期、私は大学生でした。
 『校内暴力』が鎮静化するのと同時に、『登校拒否』が騒が
れ、その後『引きこもり』が大きな問題となり、『いじめ』
『自殺』の話は時折世間を騒がせ、そして、学校に行かないこ
とを選ぶ子供たちの数はますます増え、『引きこもり』の高齢
化が問題とされるようになりました。あの時代に語られた問題
は、なんの解決の糸口もつかめぬまま今に至っています。

 私は今の『大学入試センター試験』につながる、『共通一次
試験』の1期生です。全国の同じ世代の若者が、同じマーク
シート用紙に黒い●を埋めるための受験対策をしながら、『学
力』がこんな風に測られること、それが当たり前だと思うよう
になることで、これから足を踏み入れる『大学』『学問』とい
う世界が、何か矮小化されてゆくような感じを受けながら受験
勉強をしていました。
 大学は、それまでの『大学紛争』がすっかり影を潜め、私は、3無主義、4無主義(無気力、無関心、無責任、無感動)の世代と揶揄されることに抗うように、そして、モラトリアム(必要な期間を過ぎても猶予を求め、大人になろうとしない状態を表す)という言葉が流行る中、フォークソングをみんなで歌うサークルに夢中になり、夏休みには、日本縦断を目指す自転車旅行に出かけました。

 最低限の単位をとること以外、大学の授業に情熱も見いだせ
ないまま、4年生になった時に、『勉強』をしてみようと、大
学院を受験することにし、幸か不幸か、不合格となりました。
 先生からは再度の受験を勧められましたが、これ以上「学校」という世界にいることへの息苦しさを想い、やめました。

 そんな時、『僕の学校はアフリカにあった。15歳マイナスか
らの旅立ち』という本を書いた高野生君が法政大学で話をする
という小さな新聞記事を見つけ、その記事の切り抜きを持ち法
政大学へ行きました。それは尾形憲先生の『教育経済論』とい
う授業でした。生君の話が終ってから、尾形先生の研究室に顔
を出すと、学生にとどまらず、登校拒否に悩むお母さん、塾の
先生、他校の学生が集まっていました。尾形先生は「私はもぐ
りの学生を贔屓します。もぐりの学生は、お金は落とさなくて
もそれ以上に大事なものを落としてくれます。」という言葉に、よし、大学を卒業したらここに『潜ろう』と決めました。
 教師の免許に唯一足りなかった教育実習をするために、東洋
大学の通信教育課程に在籍し、杉並に部屋を借り、アルバイト
をしながら、教育に関わる実践的な活動をしている方が話をす
る尾形先生の『教育経済論』という授業に通うようになりまし
た。歳をとってから、文字が書けるようになりたいと『夜間中
学』に通う人たちがいること。学校に自分の居場所が亡くなっ
た子供たちのための『塾』があること。学校の中で悩み苦しん
でいる『先生』も学びを求めてきていました。私は、東京の高
校での教育実習にはゆきましたが、その頃には免許はどうでも
よくなっていました。そして、研究室で手に取ったのが『教育
に強制はいらない』という欧米のフリースクールを取材した本
でした。そして、それを読んで思い出したのは、学生の時に読
んだ『窓際のトットちゃん』でした。
 『窓際のトットちゃん』は、黒柳徹子が過ごした、小林宗作先生が作ったトモエ学園の生活を描いたものでした。小林先生は「子どもを先生の計画に、はめるな。自然の中に放り出しておけ。先生の計画より子どもの夢のほうが、ずっと大きい」と
言っています。それは、まさに自分が感じていたことで、戦中
と言う難しい時代にそんな学校を実際に日本で作っていた人が
居たことに勇気をもらいました。その頃、東京でもフリース
クール研究会が生まれました。アメリカのクロンララというフ
リースクールのパットさんが日本に来たりもしました。東京
シューレというフリースクールを作った奥地圭子さんともその
中で出会いました。パットさんも、奥地さんも、きっかけは、
自分の子どもが既存の学校に行くことを拒否したことでした。
そして、フリースクール研究会主催の、札幌のトモエ幼稚園の
木村園長の講演会を聞きに行きました。自然の中でダイナミッ
クに遊ぶ子供たちの姿と、園長の考え方に感銘を受け、同じよ
うな考え方で、子ども達と接する現場を体験、見学をさせても
らうことになりました。
 当時、木村園長のいた幼稚園では、自然の中で、子ども達が
自分のやりたいことを思い切りやる。子どもは自分でスタッフ
を選び、スタッフは、何かを教えるのではなく、環境を作る。
親もいつでもそこに来て一緒に遊んだり話をしたりできる場所
でした。そんな自由な空気を楽しんでいる時に、園長から「こ
こで働かないか?」との誘いを受けました。「私は免許も何も
ありませんよ」と言うと園長は「そんなものいらんわ」と答え
てくれたのを嬉しく聞きました。その後、園長は、藻岩山の向
かいの斜面に、大きなビニールハウスを2棟建て、そこでトモ
エ幼稚園を始めました。「ビニールハウス?」と、最初は驚き
ましたが、雨が降ればその音を直に聞き、太陽が出ればその明
るさを直に感じ、自然の移り変わりと一体になったような毎日
に、その不便さ、大変さを超える楽しさを感じていました。が、そこでの生活に慣れてきた時、「教育」という観念的な世界から、離れたくなってきました。自分の手を使って「もの」を作ることがしたくなり、同じ幼稚園で働き、結婚した妻と共に、トモエ幼稚園をやめて、職業訓練校の木工科に通うことにしました。
 この体験が、現在の私の仕事につながってゆきます。それは、障害のある人のための道具作りです。車いすに限らず、家の中で座ったり、立ったりする道具。車の中でのカーシートなど、それぞれの身体に合わせて使えるものを、オーダーで作ってゆきます。既製品もありますが、それもなにがしかの手を加えて、よりフィットしたものに直します。必要な人に必要なものを作る仕事は、立派な作品を作って有名になる野心のない私には、気持ちの良いものでした。鷹栖町で「工房ぞうさん」という屋号を抱え仕事を始めて今年で25年になりました。

 鷹栖町に移り住んですぐ、鷹栖町でこども達が『群れて遊ん
でいない』ことに気づきました。
 そこで、妻の理香子が何人かの母親に声をかけ「児童館を
作ってほしい」と町長のところを訪ねると、町長が「学童保育
を親たちの運営でやりませんか。町は金は出すけど、口は出さ
ない。その方が面白いものを作れると思うのです」と答えたと
ころから鷹栖町で初めての学童保育作りが始まりました。学童
保育の名前を「カンタラモッチ」として、「もちあげ人会」と
いう親の集まりを作り、問題が起こるたびに、いろんなことを
話し合いながら運営してきました。そこには、「学校でも家庭
でもないもうひとつの安心できるこどもの居場所を作る」「子
どもはみんなで育てよう」という思いがありました。「カンタ
ラモッチ」は現在はNPO法人となり、140人のこども達が
鷹栖町にある4か所の施設に通っています。

 学童保育の運営をする中で、徳島県にあるフリースクールト
エックと出会いました。トエックは「温かい雰囲気のなかで、
誰からも強制されることなく遊び、学び、それを通して自分を
知り、調和しながら自立して生きることを覚えていく学校」と
して、伊勢達郎氏がカウンセリング的手法を取り入れながら、
幼児フリースクールを28年前に、自由な学校(小学校)を2
0年前に始めたものです。そして、トエックのこども達が修学
旅行先として北海道を選び、鷹栖の学童保育「カンタラモッチ」のこども達とも交流してゆきました。その後、私はトエックで行われている「フリースクールセミナー」「フリーキャンプセミナー」などに参加しました。そして、その当時工房の2Fでカフェをしていた妻の理香子が、トエックの「カウンセリングセミナー」に参加して帰ってきました。そして、突然、「森のようちえんをやっているという人に会ってきた。園舎がなければ『森のようちえん』で、やるって言えばだれがやっても良いんだって。私『森のようちえん』やるわ。」と言いました。その話を聞いたときに、思い浮かべたのは、トモエ幼稚園でのビニールハウスでの暮らしでした。そして、「いいね。やれるじゃん」と、答えていました。そして、週に1回、親子でやってきて里山を散歩して、工房ぞうさんの庭で、薪で作った昼ご飯を食べる『森のようちえん ぴっぱら』が始まりました。
 森のようちえんは、デンマークの母親が、自分のこども達を
森の中で育てようという自主保育活動として始まったそうです。北欧やドイツでは、公的に認可されており、日本でも「森のようちえんネットワーク」が作られ、その形態は様々でありながら100以上が「森のようちえん」としての活動を行っています。
 6年前に、週1回の活動で始まった『森のようちえんぴっぱら』は、今年からNPOの法人格を取り、月曜日から金曜日まで通う幼児ぴっぱら、月に2回の乳児を対象にした親子ぴっぱらと小学生ぴっぱらの活動を「遊ぶこと」「食べること」「かかわりあうこと」を大切にしながら行っています。親達も、その自然を楽しみながら、定期的に行われる「お話会」で気持ちを共有したり、自分の中で起きていることに気づき、感じるための時間を過ごしています。外で遊んでいた子供たちは、時おり工房にやってきて、木の端材などをみつけて、工房で働く私に「これ使っていい?」と言いながら、いろんなものを作ったりしています。ぴっぱらで過ごす親や子供たちを見ていると、何億かけた建物を作り、そこで過ごすことが、とてももったいないことのように感じます。
 ※森のようちえんぴっぱらHPアドレス
 http://rairu.com/index.html※

 『教師教育を考える会』の原稿を頼まれたとき、教師でもな
く、どちらかと言えば、『学校』という現場を避けて生きてき
た自分に何が書けるんだろうと、一瞬躊躇しましたが、そうい
う人にしか書けないこともあるかもしれないと引き受けました。自己紹介代わりに、自分の人生の転機となった出会いと出来事を書いてきました。他にも北海道の電気も水道もない森の中に「子供の村」を作り、そこでの生活の場を30年近く作ってきたおじじとおばばの話など、触れることのできなかったことが、いっぱいあります。そこに共通しているのは、今の「公的な学校」と一線を画しながらも、子ども達、あるいはそこに集まる人たちが自分に気づき、自分を変え、成長できる『場づくり』をしてきた人たちです。
 教師教育を考える会に投稿されている方の文を読み、改めて
素敵な先生もいることを実感しています。良い学校もあるで
しょう。でも、それを棚に上げて言わせてもらうと、尾崎豊が
「♪夜の校舎~♪」とうたった時と『学校』は、何も変わって
いません。『学校』という箱の中で、各学年ごとにパッケージ
されたものを「授業と宿題とテスト」で覚えてゆくことが『勉
強』だと思わされ、テスト結果が良ければ『頑張った人』とし
て高く評価され、その評価の連続を乗り越えた人達が教師にな
り、『学校』という箱の中で、子ども達を評価する側に回りま
す。これでは、いつまでも何も変わりません。道徳教育の教科
化、英語の必修化、全国学力テストによる無意味な競争。教師
たちが、それらを、全てを決まったことだからと黙って受け入
れている姿をみるにつけ、暗澹とした気持ちになります。それ
こそ「学校」の世界に入らなくて本当に良かったと思います。

 『西の魔女が死んだ』という映画を観たことがあります。中
学校に行けなくなった主人公が、自然豊かな田舎に住むおばあ
ちゃんと暮らし、日常の生活を積み重ねる中で自分を取り戻し
て行く話です。子どもの成長には、大人は必要かもしれないけ
ど、それは『先生』である必要はないんだと強く感じました。
『「教師」になってしまわないためにどうしたらいいかを学べ
る『教師教育』があるなら、いいですね。実は、「学校」の外
には、それは山のようにあります。自分の足と頭と体を使って、自分から捜してみつけるしかありませんね。

 小学校に通うことで「勉強がきらいになる」ことを「もった
いない」と思っていました。かといって、「勉強が好き」もな
んか違う気がしました。が、『考えることが好きな人」は、な
んかしっくりきます。反射や感覚で生きていると、きっとどこ
かで行き詰まってしまう。その状況を変えるのは、「考えるこ
とが好き」という力だろうと思います。こんなことを考えるよ
うになったのは、糸山さんという人が考案した思考力を養成す
る『どんぐり方式』を知ってからです。人は考える時には、「
言葉」ではなく、必ず『視覚イメージ』を使っています。考え
る力の源は、視覚的にイメージする力で、それを操作すること
で、頭の思考回路を増やし、考える力を作ることになる。『ド
ングリ問題』を絵を描きながらゆっくり考えることで「思考力」が付くというのです。糸山先生は12歳までは、できる限り外でやりたいあそびを思い切りやることで、『感情』が伴った深い『視覚イメージ』いっぱい蓄えられる。漢字の書き取りや、単純な計算問題の繰り返しは、深い思考回路を作る邪魔になる。家では宿題などをやらずにできれば外遊び、そして、週に2問の『どんぐり問題』をじっくり、ゆっくり丁寧に解くことで思考力がつくと言います。いろんなことが腑に落ちました。今年、森のようちえんと旭川の会場で、糸山先生の講演会を行い多くのお母さん、お父さんたちが集まりました。それは、今の「勉強」に疑問を感じている表れだとも思いました。「どんぐり方式」については、ネットで検索すると調べることもできます。このメルマガを読んでいる、こども達と奮闘している皆さんがどんなふうに感じるか知りたくて、最後にここに書かせていただきました。長文にお付き合いいただき大変ありがとうございました。
 
 感想等ありましたら、以下へ送ってください。
zourairu@agate.plala.or.jp
 長文にお付き合いいただき大変ありがとうございました。
 
==============================================
 松下さん、ありがとうございました。松下さんとのお付き合
いも断続的に、気付けば20数年になりました。
 私も松下さんと同じ北海道旭川近辺で長く暮らしました。私
の生まれ育った家庭は、母が北海道で最初の家庭文庫を開設し
たこともあり、たくさんの方との交流がありました。松下さん
が少し触れている「おじじおばば」こと、徳村彰・杜紀子さん
のご家族とは、特に一時家族ぐるみのお付き合いをさせていた
だきました。私自身は滝ノ上の子どもの村に参加したことはあ
りませんが、今も2,3年に一度いろんな迷いが生じると、冬
の雪山の中へ、おじじに会いに行きます。
 70,80年代からの日本のオルタナティブな教育の流れを
知る松下さんのライフヒストリーを読ませていただきながら、
今の学校教員一人ひとりの物語は、どのように濃密なものだろ
うか、と考えます。
 個々の人生は深い逡巡や様々な出会いの中で織られているは
ずなのですが、それがほぼほぼ見えなくなってしまっているの
は、どういうわけなのだろう、とも思います。元々実践者には、色濃い背景が、その実践の背後に見え隠れしていたものだ、とも思えるのです。自己規制の繰り返しか、均質な教師像の型はめ故なのか…。

 松下さん、ぜひ近々お会いしたいですね。ぴっぱら訪問させ
てください。そして、私が入っている「公教育」の現場のいく
つかも、ぜひ一緒に見てほしいなと思っています。公教育も、
まだまだ「点」ではあるけれど、松下さんが心を動かすような
現場が少しずつ増えているのですよ。一緒に見ながらお話でき
たらいいなあと思います。

 次号は、12月26日火。青山新吾さん(ノートルダム清心
女子大学人間生活学部児童学科准教授)です。
==============================================
メールマガジン「教師教育を考える会」
52号(読者数2563)2017年12月22日発行
編集長:石川晋(zvn06113@nifty.com)
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
(まぐまぐ:教師教育を考える会)
==============================================
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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