topimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimage

2017-11

教師教育メールマガジン23号、田中雅子さんです! - 2017.09.12 Tue

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
メールマガジン「教師教育を考える会」23号
           2017年9月12日発行
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
特別支援学校のコーディネーターが考える「教師教育」って、何?

東京都立中野特別支援学校 特別支援教育コーディネーター/
認定ワークショップデザイナー
田中 雅子
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 第23号は、特別支援学校のコーディネーターとして、次世代のコー
ディネーターを育てていく体験からの学びを、まとめてくださいました。
田中さんご自身が様々な領域の方々との学びを繰り返してこられた、いわ
ば田中ワールドの一端にも触れていただくことで、教師の学びのプロセス
を感じ取っていただけるものと思います。        (石川 晋)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「無理です。私にはできません。田中先生のようにはできないんですっ」
(あー、まただ。「同じようにやってみて」って言っているわけじゃない
んだけどねぇ。)
 特別支援教育コーディネーター(以下、コーディネーター)を一緒に
やっている若手教員と小学校の巡回相談に行った帰り道。若手教員に「巡
回相談、どうだった?」ときいたら、この返事でした。転勤のリミットが
迫っていた私は、早く、次のコーディネーターを育成しなくては!と焦っ
ていました。私の仕事(小学校の巡回相談や校内研修会講師)に若手教員
が同行する、いわゆる「鞄持ち」を次世代コーディネーターの育成として
やってみましたが、若手教員からは「田中先生のようには、できません」
と言われ、(「鞄持ち」じゃ、うまくいかないな。大人を育てるって、難
しい・・・)と思っていました。「教師教育」という言葉も知らない、い
まから10年ぐらい前のことです。

1.ティーム・ティーチングでの学び
 改めまして「教師教育を考える会メールマガジン」読者のみなさま、は
じめまして。東京都立中野特別支援学校教員の田中雅子と申します。
 もともとは、小学校教員を志望していたのですが、大学卒業後に採用さ
れたのは特別支援学校(当時は養護学校)でした。教員になるまで障害
児・者と関わることは全くなく、もちろんボランティアの経験もなし!そ
んな私が30年も特別支援学校で教員を続けることができたのは、障害のあ
る子どもたちの魅力にハマってしまったこともありますが、特別支援学校
が「ティーム・ティーチングがあたり前」の学校だったからだと思いま
す。教員にとっても「学びの場」であり、まさに毎日が「教師教育」!と
いう現場が特別支援学校です。

2.特別支援学校コーディネーター研究会の立ち上げ
 2007年に特別支援教育がスタートし、特別支援学校の役割に地域の特別
支援教育のセンター的機能を担うことが加わりました。センター的機能の
キーパーソンは、コーディネーターです。勤務校での仕事の他に、地域の
小学校などに巡回相談に行ったり、校内研修会の講師などもします。この
10年でカリスマコーディネーターも全国各地で登場しています。しかし、
公立学校教員に転勤は付き物。カリスマコーディネーターが転勤したこと
で、コーディネーターの仕事の質を維持するのに苦労している特別支援学
校をいくつも見てきました。私も自分の引き際を考えて、次世代コーディ
ネーターの育成をやってみましたが、冒頭の「鞄持ち作戦」は失敗。どう
したらいいのかなぁ、と他校のコーディネーター仲間に愚痴っているとき
に、「いっそのこと研究会をやってみたら?」と言われました。それが
きっかけで「特別支援学校コーディネーター研究会」を立ち上げました。
研究会の趣旨は、こうです。
---------------------------------------------------
 2009年に準備会を経て、この研究会を立ち上げました。研究会の役割
は、3つです。
・コーディネーター間の情報交換やネットワークの場
・コーディネーターが抱えている課題や悩みを話し合う場
・コーディネーターとしての資質を高める研修の場
 「特別支援学校コーディネーター研究会」は、受け身の「研修会」では
ありません。
 参加者がなんらかの問題意識をもって、そして自由にディスカッション
できる「研究会」です。 
----------------------------------------------------
「自分自身が発達障害の子どもを指導したことがないので、地域のニーズ
に応えられるか不安です。」
「突然、コーディネーターに指名されました。何から手をつければいい
か、わかりません。」
 このように「教えてください!」と言って研究会に参加するコーディ
ネーターが年々増えてきました。
(研修会ではなく、研究会なんだけどな)と思いつつ、研究会の形式がよ
くないのかなぁと悩みました。そんなときに知ったのが「ファシリテー
ター養成セミナー」と「ワークショップデザイナー(WSD)育成プログラ
ム」でした。

3.WSD育成プログラムで得たもの
 「ファシリテーター養成セミナー」については、ちょんせいこ先生が
メールマガジン16号で書かれているので割愛しますが、そのセミナーで複
数のWSD修了生と知り合いになりました。(ワークショップっておもしろ
そう。コーディネーター研究会にも使えるのかも!)と「WSD育成プログ
ラム」講座を受けることにしました。2015年の秋のことです。(講座につ
いてはhttp://wsd.irc.aoyama.ac.jp/をご覧ください。)
 講座の同期約70人、知り合いはおろか、教員もたったの数人(公立学校
教員は私だけ)というアウェーな状態。民間企業に勤務する方も多く、同
じ日本語を話しているはずなのに合意形成に時間がかかります。まるで武
者修行のような(笑)3か月の講座でしたが、修了したときには、すっか
り「大人の学びの場」としてのワークショップに夢中になっていました。
 ワークショップを「グループワークを取り入れた研修スタイル」と思わ
れている方もいますが、定義は「参加者が自ら参加・体験して共同で何か
を学びあったり創り出したりする学びと創造のスタイル」(中野民夫「
ワークショップ─新しい学びと創造の場」より)です。ワークショップに
はコミュニティ形成、つまり仲間づくりの側面もあります。へんな遠慮や
気遣いをせず、お互いに対等だからこそ、安心して自分の意見を言える
場、自分の意見や考えに耳を傾けてくれる他者がいる場です。コーディ
ネーターは、学校によっては1人しかいないこともあり、コーディネー
ター同士で悩みや不安を共有することが勤務する学校ではできないことも
あります。「コーディネーターをやってみたい」「コーディネーターを続
けたい」「コーディネーターの仕事が好き!」という教員を育てるために
は、安心して自分を出せる場が必要です。

4.次世代コーディネーター育成のヒント
 内田樹さんが「みんなのねがい」という雑誌(2012年4月号)に「相撲
において最優先するのは『たとえ凡庸な身体能力しかもたないものについ
てでも、そのポテンシャルを爆発的に開花させることのできる能力開発プ
ログラム』を次世代に継承することである。」という話を書かれていまし
た。(http://blog.tatsuru.com/2012/03/15_0854.phpで全文を読むこと
ができます。)
 なるほど、さすが相撲界です。私も「特別支援学校のコーディネーター
は,こうでないと!」「コーディネーターいろはのい?きほんのき!」と
いうワークショップを昨年から実践しています。相撲界の力士養成をヒン
トに、私なりの次世代コーディネーター育成のプログラムをさぐっていき
たいと考えています。「答えは、私の中にある」と信じて。

==================================================================
 中間管理職、教頭、校長の養成をどう図っていくのか。その専門性を育
てる仕組みの心もとなさが、しばしば論じられます。コーディネーター養
成のための組織づくりを図っていく、それに伴ってご自分に必要なスキル
を向上させていく学びの場に出ていく田中さんの行動力は見事です。
 その田中さんから、ワークショップのお知らせです。ぜひお近くの方ご
参加ください。

「大人の発達障害」って何? 
日時:10月21日(土) 13:30~16:30(受付13:15~)
場所:東京23区内 ※「こくちーず」で正式に申込された方にお知らせし
ます。
参加費:1000円(会場費、ゲストスピーカー謝礼など)
申込:「こくちーず」にてお申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/474227/

 新たにもう御一方ご執筆いただけることになりました。
 3月9日金曜日、藤倉稔さん(北海道猿払村立拓心中学校教諭)です。
最北の地で先進的な校内研修を構築する若きリーダー教師です。
 次号は、木村彰宏さん(株式会社LITALICOジュニア事業部ヒューマンリ
ソースグループ/NPO法人Teach For Japan採用・研修担当)です。注目を
集める二つの組織に籍を置きながら、新しい活動を広範に展開している方
です。
==================================================================
メールマガジン「教師教育を考える会」
23号(読者数2518)2017年9月12日発行
編集長:石川晋(zvn06113@nifty.com)
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
(まぐまぐ:教師教育を考える会)
==================================================================

◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます
※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです

◎教師教育を考える会
のバックナンバーはこちら
⇒ http://archives.mag2.com/0000158144/index.html?l=odt096a77f

◎教師教育を考える会
の配信停止はこちら
⇒ http://www.mag2.com/m/0000158144.html?l=odt096a77f

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://suponjinokokoro.blog112.fc2.com/tb.php/3095-18628886
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

教師教育メールマガジン24号、木村彰宏さんです! «  | BLOG TOP |  » 【今年の映画8本目★★★☆☆ なよろ市立天文台きたすばる プラネタリウム「ほしみるおじさん みぢかなうちゅうのおはなし」

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター

最新記事

プロフィール

石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

月別アーカイブ

最新コメント

カテゴリ

未分類 (51)
教育 (2182)
音楽 (266)
雑記 (341)
映画 (16)
読書 (31)
美術 (15)
研究会等 (10)
自然保護 (9)
CD&DVD (0)
育児 (30)
自然 (82)
対話 (7)
思考 (36)
演劇 (5)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード