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2017-11

【演劇 その4 野外劇団楽市楽座 小さなオバケたちの森 国立市矢川上公園】 - 2017.08.15 Tue

 今暮らしているところのすぐ近く、国立の公園に、彼らがやってきた。
 2017年8月13日夜の公演。

 公園にテントを張り、ステージを創る。
 すべて家族3人でやる。
 野外劇団楽市楽座の公演。
 今、同様に日本じゅうを周りながら公演をし、日銭を稼ぎながら暮らす野外劇団は、いくつくらい残っているのだろう。

 この家族劇団の芝居ははじめて観たが、ステージングも含めて、めちゃくちゃおもしろかった。
 演出も脚本も音楽も座長(父)の長山現。今作は、寿命を終えようとするバッタの主人公の、流離譚なのだが、これはなんというか、大衆演劇に脱する手前で踏みとどまっている風刺劇・楽劇だった。
 あいにくの雨模様なので、手製の特製竹骨テントも拝見でき、これも最高だった。

 彼らが家族で回り始めた当初は、ひょっとすると今よりも、小劇場芝居に近かったのではなかろうか。しかしここで観た芝居は、語り口など、大衆演劇の口上を思わせる。それはつまり、のっぱらで芝居をするということ、客と共に、一日を終えた時間を共有しながら(客の中には酒を飲んでるものも普通にいるのだ)、毎日を一所懸命に生きていくってどんなことだろか、という、民草の日常と切り結ぶ形で、どんどん変わってきたものなんじゃなかろうか、と。
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 芝居というのは、基本的には畏まった施設の中で、お作法やルールの縛りの中で行われていくものではなく、自分の置かれた場所や運命や、そういういろんなものを、泣き笑いしながら、言葉と音楽と体とで表現していくものだったのだろう、と。そういうことに楽しさの中で気付かされる場所を創ることに、成功している、これはなかなかめったにない場所だ、と感じた。

 子どももお年寄りも、みんなが楽しい。芝居が、そういう場所をきっちり創り出せるということに、感動する。
 長山さんの本も、おそらく、いろんな批判もあるんだろうが、ぼくには、一貫性と整合性を、きっちり比喩的表現と絡めて、形にできている、十分な出来栄えと感じた。

 
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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