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農業体験学習の振り返り学習で - 2009.10.29 Thu

 総合的な学習の時間である。
 地域の教育研修センターの指定も受けた、中学校2年生の農業体験学習単元が本日終了した。
 担任の先生は、準備から、事中、事後まで、大変精力的に取り組み、子どもたちも大変楽しく熱心に取り組んだ。

 今日はその最後。
 体験を振り返って、そこからの学びを、自分のこれからの生きる姿勢にどのように生かしていくか。
 実は体験が終わって1か月以上たっているわけで、これは無謀だよな、と担任と顔を見合わせる(笑)。

 最初に、体験学習を通して「わかったこと」「気づいたこと」「感じたこと」について、三つの枠を設けてワークシートに記入する。それから、グループで話しあい、まとまった内容を発表する。
 その後、これからどんなことに生かしていきたいかを書く。

 生徒は一所懸命取り組み、発言もたくさんあったが、内容の深まりについては、今一つだった。これは担任とも事後話しあったが、担任も同じ意見だった。

 なぜ、思ったほどの深まりが出なかったか。

 ポイントがいくつかあった。
 無論、体験から時間がたちすぎたということは、大きな原因だが、それだけではない。

 まず、ワークシートの設問が「知識指向」に傾いていること。
 真っ先に「わかったこと」を問うと、体験から派生した感覚ではなく、いもの種類が20種類あるとか、雪の下で寝かせて春収穫する作物があるとか、要するに体験そのものとは直接関係がない、「知識・理解」に関わることばかりがどんどん出てくるのだ。
 また、教師は「わかったこと」「気づいたこと」「感じたこと」を、三つに枠に分けて記入させている。つまり、学びのラベルを、大人の感覚で明確に三分割しているわけだ。しかし、生徒にとって体験というのは、無論そのように明確な枠組みを作ってフォルダにさくさく分類されて収納されていくようなものではない。ここも、枠組みがきつ過ぎたかな、と考える。

 そして、最後の部分は、「どんなことに生かしたいか」と問うと、具体的に「すること」がどんどん出てきてしまう。もちろん体験に対して、自分の日常はずいぶん違うわけだし、農業を志す生徒はごく少数だ。だから、生徒の発言は、例えば、給食を残さず食べるようにしたい、というような発言になっていっていまう。
 ここは、農場で出会った素敵な農場主の方の生き方や考え方に、体験を通して触れた実感を、自分の生き方と重ねる部分であろう。まだ13,4年しか生きていない彼らが、具体的な人生の展望を描けるわけはない。多少抽象的でも、こんな風に生きたい、こんな自分でありたい、という自分なりの生き方モデルに到達できれば素晴らしいわけだ。

 この2点がやや難しい結果になった大きなポイントだと思う。

 体験学習で、一番、検討の余地が残されているのは、終了後の「共有化(シェアリング)」「内省」「交流」といった場面であると考える。ここを、どのように、端的に、適切な枠づけを示せるか、で学習の意味づけが大きく変わってしまうことを再認識した。

 ちなみに、私が考えた方法。
 最初の体験学習での気づきを言語化させる場面では・・・。
 「体験学習で、思ったことと思ってもみなかったことを書きなさい」
 「体験学習で、楽しかったことを書きなさい」

 最後の場面では・・・
 「これからの生活の中で、Nさんとの体験はどんな意味を持っていくと考えますか?」

 あまりよくないけれど、今日見ながら考えたのは、こんなところだ。

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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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