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2017-10

集会をデザインする・・・明日の教室&未来の扉名古屋集会を鏡として考えたこと - 2013.12.24 Tue

 日曜日と月曜日は長瀬拓也さんの招きで愛知(名古屋)の標記集会に参加した。
 前日に刈谷で研修会があった堀くんと主宰の石田さん、参加していた門島さんグループや米田さんたちと合流して、前祝いをした。

 名古屋集会参加で一番関心を持っていたのは、長瀬さんの集会づくりについてだった。
 2011年の1月に授業づくりネットワーク北海道(千歳)大会を開催し、長瀬さんに来ていただいたわけだが、その眼目の一つは長瀬さんに集会そのものと、集会づくりのパッケージとを見ていただくということだった。その時点では、その会がぼくが作る大規模集会の最後になるだろうという予感もあり(その後、ぼくは諸般の事情により、もう少しあれこれ集会づくりをしなくてはいけない立場になってしまったわけだが)、長瀬さんに見ておいてもらいたかったということがあった。
 したがって、今回の名古屋集会は、長瀬さんからの「返歌」の意味を持っていると感じてもいた。

 初日の後半に、長瀬さんとの対談が設定され、これが事実上の中締めとなっている構造だったので、ここが集会づくりに焦点化した話し合いによって、若手を育てていくまなざし・視点を浮き彫りにする機会だろうと考えた。

 対談はとてもおもしろかった。
 今回の長瀬さんの集会の基本的な流れは以下のようになっている。

22日(日)受付8:30
9:30 【オープニング企画】
進行/伊藤敏雄 ファシグラ/伊與田一成・奥井貴仁
15分で分かる、できる
若い先生に伝えたい4月から取り組みたくなるおすすめの教師の技(120分)
9:30  杉本直樹(中学校)
9:50  小川拓海(中学校)
10:10 長瀬拓也(小学校)
10:30 坂口肇(小学校)
10:50 中村翔一(幼稚園)
11:10 佐々木大輔(幼稚園) 
11:30 昼食
13:00 4月からの授業を変える!ワークショップ形式提案
 伊藤邦人&山田将由 
14:00 「これから」先生になる人に伝えたいこと(30分)
 石川晋&長瀬拓也
14:45 若い先生が4月から楽しくできる技と考え方(80分)
 中村健一
16:00 中村実践を語り合う(30分)
 石川晋&中村健一
16:30 参加者交流/長瀬拓也・久保響子(30分)
18:30 懇親会

23日(月祝) 受付9:00
司会 小川拓海
10:00 明日の教室名古屋主催(120分/休憩あり)
 石川晋先生講座
12:00 昼食
13:00 若い先生に伝えたいこと
石川晋・中村健一 他/進行:長瀬拓也
13:30 Q&A
14:00 終了

 この流れでぼくが着目したのは、初日の午前中のミニ講座の配置である。
 中学校中学校小学校小学校幼稚園幼稚園という並び方だった。率直に言って、ぼくには考えられない配置である。

 それで対話を重ねて行く中で、非常によくわかったのは、校種の壁に関して、長瀬さん自身は ぼくよりも遥かに「インクルーシブだ」ということだった。
 ぼくは、2000年前後から、新しい集会の作り方に大変に腐心したわけだだ、そこで考えたことは、様々な校種の先生をいかに混ぜるか、特にマイノリティ校種の講座をいかに「まぶすか」ということだったが、長瀬さんにはそういう意識は低い。小学校教諭が多いだろう会場に対しても臆することなく、中学校提案を頭に並べ、幼稚園教諭がトリを務める構造を普通に選択する。
 若い参加者を見ていると、この方法にほぼ違和感なく参加できていることも伝わってくる。
 ぼく自身が年寄りになり、新しい世代の新しい時代感覚の胎動が起こっているのだと実感した。

 ぼくには集会づくりの論理や発想がある。
 また、土作彰さんに代表されるような集会づくりで若手を鍛えるという修業発想の集会づくりパッケージも一方である。
 長瀬さんの集会づくり発想は、ぼくとは違う部分が、上記の部分だけでなく諸所にあるのだが、そこには長瀬さんなりのはっきりとしたこだわりがあり、筋道がある。またそれが集客にきちんとつながっている。
 明日の教室名古屋の代表を2年で、小川拓海さん(これがまた切れ者であった)に渡し、次のステップにすすむというスクラップ&ビルドの発想と行動力も含め、ようやく新しい世代の新しい集会づくりの模索が起動し始めていると感じて、うれしかった。

 まだ旧来の形の枠を超えきれない、いわば習作の域でもあると思う。また、若い長瀬さんが我欲を捨てきれない(笑)部分も見ていてなんともほほえましい。会場の配置も基本的にはスクール形式だし、対談やパネルの持ち方も、まだまだ様々な会の持ち方の寄木に見える。これから伸びゆく学びの場なのである。

 ぼくにとっても、これまでの自分の思考を鏡に映し出すような時間がいただけてうれしかった。
 中村健ちゃんとぼくとの違いも(共通項もたくさんあるのだが)鮮明になり、その部分の大枠の構造も、よく機能していたように思う。

 たくさんの伸びゆく若手たちが、圧倒的に交流できるという点もよかった。人が集まることの価値の第一義は、交流にあるのだ。それを自然発生に委ねるか、意図的にしかけを作るのか、ここに集会づくりの要諦が詰まっており、長瀬さんの集会は、事前の準備段階から、当然後者になっていた。それはぼくの考え方にとても近く、居心地よく好ましい場所であった。



 
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● COMMENT ●

名古屋集会

 こんにちは。
 石川さん、講座おつかれさまでした。
 「若い人」向けの講座に参加することには、多少躊躇しましたが、参加してよかったと思います。
若い方の提案もよかったのですが、何といっても石川さんと中村さんの講座、そして、お二人の対談と二日目の最後の四人のお話が圧巻でした。お二人の講座は何度か拝聴していますが、今回は、いままでに聞くことができなかった部分の話を石川さんからも、中村さんからも聞くことができて、とてもよかったです。
 わたしもずっとお二人の話を比べながら、「共通点」と「相違点」を意識して拝聴していました。どちらが「いい」とか「正しい」ではなく、その違いはどこから生まれてくるのかということを考えていました。当たり前のことではありますが、お二人の「キャラ」の違いや目の前の子どもたちの環境、自分が受けてきた教育などが背景にあることが改めて浮き彫りになったと思います。その意味で、「教師 石川晋」と「教師 中村健一」の゜すごさ゛を実感することができた二日間でした。
 お二人の学校現場の状況を「変えよう」とする熱意と「若い人」への愛情が満ちあふれた講座だった思います。
 お二人に聞きたいこと、「つっこみたいこと」はいくつもあるのですが、これはまた、次回お会いしたときに、ということで。


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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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