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町医者の授業を11月27日に見せます - 2009.10.28 Wed

 今日はNHKプロフェッショナルで、地域医療のスペシャリスト、中村伸一氏が特集されていた。
 ぼくは、近年、教師の学び方や取り組む姿勢の在り方のモデルとして、「町医者理論」というのを提案しているので特に注目して見た(これの概要を知りたい人は、ブラッシュアップ教師力という冊子を、藤原友和さんから申し込んでほしい)。

 このサイト。潮風の香る教室。

 最初は大学病院の文字通り切れ味鋭い専門医を目指した中村さんが、地域医療に生きる決心をするまでの話は、いつもながら感動的なつくりになっている。プロデューサーは、すごい。

 それで、その中村さんにインタビュアーは、ずばり、大学病院の専門医と、地域医療の医師との違いは何かを問うた。
 明快な答えだった。

 大学病院の医師は、クライアントに基本的に「点」で接していく。
 地域医療の医師は、クライアントの日常に寄り添っていく。


 中村さんは、地域医療に生かすために、専門医に出向き、手術や最新機器の使い方、様々な病気の診断方法について、学んでいる。これだ、これだ。私が、多くの教師が目指さなければならないモデルとして説明しているのは、要するにこういうことだよ、と思う。
 番組の中で、中村さんが、肺炎の老夫婦の診断を、隣町の大きな病院に連絡して託す場面もある。
 自らも必要に立脚したところで学び続け、診断や治療が難しければ、外の人間としっかりつながる。
 これこそ、今、求められている教師像ではないか。

 ポイントは三つだろう。

 必要な学びは、自分の現場からのボトムアップによって発生してくる。
 必要な学びのためには、お金も時間もしっかりとかける。
 患者、その家族、同僚、そして外部の機関、様々な人たちときっちり関わりが持てる。


 ひるがえって、昨日の若手教師の学びの話に戻ると、この三つがばらばらになってしまっているように見える。そして、短期的な結果を求めてあせっているように見える。たくさんの研修会などで若手教師から相談を受ける中身は、ほとんどこの三つに由来しているといっていい。まあ、ぼくらの研修会に来る人は、少なくとも、二つ目はクリアしようという気概のある人たちなわけだが。なにしろ、土、日曜日に、高い交通費と参加費をかけて、何の補助もなく来るわけだから。それでも、そういう状況なのだ。

 前任校で勤務していたころから、研修会でも校内でも、繰り返し言ってきたことだが、実は上記の問題が噴出するのは、二校目である。
 一校目ではしょせんは新卒教師だ。周囲は助けてくれる。逆に言えば、大きな仕事も期待していない。
 しかし、二校目からは違う。最初から戦力として期待され、それなりの成果も求められる。周囲は今までのようにちやほやなどしてくれない。周囲の視線に、半人前を見る温かさはない。そこに気づかずに、前任校のよさだけを並べたりすれば、さらに視線は冷ややかになる。前任校が居心地が良く思えたのは、周囲の配慮があったからだ。そこに気がつかないと、最初からこけてしまう。
 今ここに起こっている問題は、自分でなんとかするしかない。いや、自分一人で変えていくなんてスーパー教師でなければ無理なのであって、要するに仲間を作って改善していくしかないのだ。
 転勤したところで、問題は身の内にあると思えぬ限り、結局は、同じことの繰り返しになる。

 ここで、目の前の子どもの日常に寄り添えるかということと、そのための学びに投資ができるかということと、共感的な人間関係をベースに仕事ができるか、という、中村医師の指摘の問題が、全部噴出してくるわけである。

 と、町医者理論に関わって、今日感じたことをぐだぐだと書いたが、上記の冊子をぜひ購読してほしい。増刷分もあと25部しかないそうだ。ほら、定期購読している雑誌のない人は、これがいいですよ(笑)。

 さて、最近、方々で授業を見せていただく機会が増えている。
 研修の秋だ。
 授業を見せていただいて、例えば野中さんや赤坂さん、池田さん、堀くんらがブログに書いていらっしゃる危機感と同じものを感じている。法則化運動は既に歴史の一ページになったが、残念ながら、その蓄積は、若い先生にほとんど継承されていない。一時一事の法則や空白禁止の原則、趣意説明の原則さえ、意識されていない(つまり知らない)ということに強烈な危機感を持ち始めている。

 ぼくは法則化の蓄積は、歴史事項として相対化され、さらに現代的な課題に対応する技術や発想が必要になっている時代だ、と認識していたが・・・残念ながら、このうちの前提の部分が前提になっていないのだ。

 ぼくは今年は、公には授業を公開しない年と決めている。21年の教師生活で公開授業をしない初めての年である。
 しかし、個別に受ける相談には応じることにしている。
 本別中学校の2名の先生から、11月27日金曜日に、授業を見せてくださいという話をいただいた。
 条件を提示したら、それでOKということなので、「町医者の普通の授業」を、見ていただこうと思う。ぼくがふだんやっているものをやっている通りに見ていただく。
 条件は、以下の通りである。



1.2時間目から5時間目まで、全ての授業を見ること。
2.給食を食べること。
3.終了後事後研にも参加すること。
 6時間授業なら、6時間目も授業を入れるかも知れません。まだ未定。



 この条件で見たいという方がいらっしゃれば、連絡してください。
 せっかくなので、後3名、合計5名まで受け付けようと思う。
 連絡はメールかFAXで。電話は嫌いです。
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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