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2020-08

今日が15夜です・・・琴寄政人さんからの感想、対談本へ - 2013.09.19 Thu

 琴寄政人さんに、堀裕嗣さんとの対談本をお送りしてあった。
 感想が届いた。昨日のことだ。
 これまででは一番手ごたえのある感想だった。そして、琴寄さんがおっしゃっておられることもわかりやすかった。
 少しは話すに値するものを提出することで、受け取る相手も、より明晰な言葉を投げ返してくることができる、そういうことなんだなあと思う。

 琴寄さんの了解をいただいたので、全文紹介します。
 ぼくは近い将来のどこかで、また琴寄さんを訪ねて千葉を訪問するだろう、そう思う。

 ところで、琴寄さん、十五夜は今日です!


石川様

北海道はもうすぐ冷たい木枯らしが吹くのでしょうか。こちらは台風のあと、こんな
にって思うくらい空気の入れ代わりがあって、天国です。屋内と外が仲よくなる、短
いけれども恵みの季節です。稲穂で黄金色になった田んぼと刈り終えたのがまだらに
混じって、空の方では、ここまでおいでよ、と言っているかのようです。私は、バイ
クを転がしながら、おーい、よく頑張ったな、また頑張ろうな、とこの恵みの季節に
呼びかけます。

いつも感想遅れます。今回はと言っては失礼ですが、あえて今回は、ということで言
います。収穫がありました。石川さんの立ち位置が少し分かってきた、のです。そし
て、石川さんが私に興味を持ち続けるわけも、少し分かった気がしました。
柏で話した時に、石川さんが
「ぼくたちには目指すべきモデルがなかった」
と言ったことを、覚えているでしょうか。私はひどく違和感を持って聞きました。あ
の時は反論もしなかったのですが、なにを今さらというか、一体我々に目指すべきモ
デルなんて、あるはずがないじゃないかみたいな、私は呆れていたのかも知れませ
ん。
どうやら、石川さんもまた、私と同じような悩みと方向性を持っているのではない
か、そう『教師をどう生きるか』を読んだ後に思いました。私は現象学的接近法をと
るものの、自分の実存を教師的日常にぶつけて来たのではありません。あくまで「わ
たし」が「わたし『たち』」であるとすれば、それがどんなことなのか追及してきた
し、これからも追及し続けると思っています。つまり、私がとり続ける「立場」とい
うものが、一体どこからやってくるのか、そしてその「立場」が「決定する態度」と
は、一体どんな道筋をたどるのか、必ずあるに違いない、それは見つかるに違いない
と思っています。
子どもが放っておけない状態の時、あるいは子どもとの関係が抜き差しならない状態
になった時こそ、教師は試されます。しかし、いつの間にか「教室」や「学校」や
「職員」という、「その子」にとっては二次的三次的なものでしかないことに、多く
の教師は目や心を奪われる。
また、子どもにとって「どうでも良くないこと」に対して、教師の方では「ホントは
どうでもいいことなんだよ」というスタンスで、そんな子を見ていてあげることが大
切だと、私はずっと言ってきました。子どもが放っておけない状態というのは、その
子が「どうにも出来なかったあと」のことを指します。
私は教育技術が必要ないと言っているのではありません。これも言いましたが、私な
りの技術的な積み上げをやってきました。でも、子どもにも私たちにも、技術では乗
り切れない「人間の壁」があります。それを踏まえずに安易に技術を語るな、と批
判、いや、バカにしてきたのです。
ちょっと熱くなってしまいました。そういった根源へのアプローチが、今回の貴著書
にまだ残念ながら見当たりませんでした。おそらく、技術を語って欲しいという、周
辺からの要求が強いのでしょう。でも、いつの日かそんなことへの接近をしてくれる
のではないか、と今回思いました。
散漫で長たらしい感想となりました。
とりあえずお礼まで。

十五夜って終わったんですかね。いつも、なんかはぐらかされてます。

教師をどう生きるか 堀裕嗣×石川晋教師をどう生きるか 堀裕嗣×石川晋
(2013/08/02)
堀 裕嗣、石川 晋 他

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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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