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2017-08

十勝国語教育サークル一泊研2日目 - 2013.01.11 Fri

十勝国語教育サークル一泊研2日目

 2日目のみ参加。
 今回は、サークルの各年代の教師が今語りたいことを語るという企画。
 最終的に30代2名、40代1名(これは私)、50代1名。
 一人30分程度である。
 サークル内の研修会ではあるが、閉じた会というわけでもないので、名前も出してもいいかなと思うので、実名で感想を書いていこうと思う。

 一人目。30代代表の東さん。これは20代前半の天狗になってしまった時期への内省からの学びの過程を誠実に追ったもの。主に人との出会いによる自分の気づきを語っていったわけだが、膨大なレジュメも含めて、聴きごたえのある話になった。
 おもしろいなあと思ったのは、そのセルフライフヒストリーアプローチの後に少しだけあった具体的な授業レベルでの学びの話が、圧倒的に「技術論的」であったことだ。多分東さんは今、野中信行さんがおっしゃるところの人生で一番授業がうまくいく季節にさしかかっているわけだが、その季節というのは、教室を動かしていく手腕(技術)を自己制御できるという意識とくっついているのだなあということだ。これは自分がまさにそうであったから、そのように思うのかも知れない。一方で学級経営の方にむしろ関心が向かいつつあるという東さんの思いもわかる。もう後何年かで、きっともっとシンプルになっていくのだろう、とも。

 二人目。同じく30代代表の千葉さん。千葉さんは教師になる前の民間の仕事の経験が長い。したがって30代ではあるが新卒なのである。おもしろいと思ったのは、非常に卓越した話術で魅了できる(塾経験が長い)にも関わらず、現在の関心事が、教室の二層構造化した学力問題にどう「教えるという形」で対処したらよいかというところをぐるぐる回っていることだ。そもそも教師の仕事というのは、先輩教師の背中を見て学びなさいという「徒弟制度」的色彩を持つものだ。それを80年代以降の教育技術論は排除してこようとした。そのことの意義は大きいが、裏返せば「徒弟制度」的な面が本質に近いということを顕わにしていくことにもなったと考える。塾講師として卓越した話術を駆使できる経験を有しながらも、教師としてまさに丁稚奉公が始まったばかりのような初々しい課題を内に持っているというところに、教師の学び方ってどういうものなんだろうかっていうことを考える上での水脈を掘り当てたような実感を得た。いい機会になった。

 三人目は私。これは余裕があれば別に報告する。

 四人目は今本さん。今本さんは今年退職ということで、私は16日に朝の読書から帰りの図書委員会活動まで全てを拝見させていただく約束になっている。今本さんは達意の教育者であるが、その今本さんが、在野にあること(具体的には附属や指導主事などではない、普通の公立中学校にいる教師にしかできないこと)を極めて強く意識しながら実践を積み上げてきたということだった。合わせて、誰も考えつかない発問を見つけ出そうということの営みがおもしろかったと言い切るところも同感。ただし、それを退職の年までこの人はやり続けたのだなあということに驚嘆する。結局無類のおもしろがりであったのだろう、とも思う。16日はライフヒストリーアプローチの手法によるロングインタビューをすることになるので、今からとても楽しみである。

 期せずして、この時間は、山崎準二さんの「教師のライフコース研究」をライブでやるようなワクワク感があっておもしろい場所になった。この手法はもう少し精選することで、研修会づくりにも生かせそうな気がする。とても面白い時間だった。小林さんとずうっと隣り合わせだったのだが、折々に二人でいろいろな話ができたのも収穫だった。小林さんの現在の実践を見ながら、ライフヒストリーをひもといていくのもおもしろそうである。かつてぼくが攻めだるまと評した小林さんは、今管内トップの充実した国語授業を展開するバランスのとれた実践家になっているのではと、話をしながら、そんな予感がした。

教師という仕事・生き方―若手からベテランまで教師としての悩みと喜び、そして成長教師という仕事・生き方―若手からベテランまで教師としての悩みと喜び、そして成長
(2009/05)
山崎 準二

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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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