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2017-08

『学級経営・授業に生かす!教師のための「マネジメント」』(明治図書)を読む - 2012.12.25 Tue

 長瀬拓也さんたち、編著者4名から贈っていただいた。
 長瀬さん以外の3名にとっては、背表紙に名前が載る初めての本だろうから、感激もひとしおであろう。
 特にそのうちの一人山田将由さんには、この本をひっさげて、3月24日の授業づくりネットワーク大会に講師として来ていただくことになっている。 → http://kokucheese.com/event/index/64199/

 さて、数日前に届き、当然精読は出来ていないので、印象批評のようになるが。
 「マネジメント」という視点に立って、学校で教師が行っていかなければならないことを、大変よく整理した柱立てになっている。学校での本務から周辺までの数多の業務の運用に苦しむ先生方に、きっと役立つだろう。で、苦しんでいる先生は若手はもちろん、ベテランまで広範に居る現状だから、想定される読者層は思いのほか広いだろうと思う。

学級経営・授業に生かす! 教師のための「マネジメント」 子どもも教師も成長する65のヒント学級経営・授業に生かす! 教師のための「マネジメント」 子どもも教師も成長する65のヒント
(2012/12/31)
長瀬 拓也、岡田 広示、杉本 直樹、山田 将由

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 一方で、ここからを否定的と捉えられると困るのだが、そうか、マネジメントなのね、とため息が出てしまう。
 山田さんがまえがきでいみじくも語っているように、この本の基本発想には、ドラッカーに代表されるような経営のプロのマネジメント発想があるのだろう。事実学校はあまりにも長いこと、聖域のようであり、だらしなくいろんなことが行われてきたから、そこに経営管理なり、経済効率なりの発想が多少なりとも入ることは大切だ。
 実は、「多少なりとも」だとぼくは思っているのだ。ところが、生真面目な教師たちは、一挙に自分の軸を立てることも忘れて、経営と経済効果になだれを打って倒れ込んでいっているのが現状なのだ。
 「多少なりとも」だよね、という客観性を担保して、マネジメント発想をカスタマイズして使おうと考えるか、マネジメントこそ大切なのだという新しいガンバリズム型の受容になるか、ぼくには未来は暗いなあ、と思う。編著の四人は「マネジメント」という言葉を「セルフマネジメント」できている人たちなのだとして、読み手が独り歩きする「マネジメント」という言葉を目的化してしまわない視点で読んでくれることを願いたい。
 さて、3月、若手同士の対談の中で、こういう話は出てくるのだろうか、それともただただマネジメントの技能の話に流れ込んでいくのだろうか、黙って会場で話の行く末を見つめようと思う。あ、こういう話をしてほしいという意味ではない。ぼくにとっては若手から中堅の教師が本気で話したいことはどんなことなのだろうということにとても興味があるのである。

 ここからはさらに極私的な話になるが、ぼくはPDCAサイクルが大嫌いなのである。あんなものがあることで、おおかたの教師は創造性と表現の羽を奪われていると思っている(ちなみにどんなものも上手に使いこなす1,2割の優秀な人間はいる)。ただここからがポイントなのだが、ぼくはそういう風に思っているから、PDCAサイクルでさっさと提案しさっさとプロジェクトも展開する。バカバカしいと思っているから、さっさと拘泥なくやるということだ。

 そういう本来の自分を担保するために必要ならさっさとやる、というような場所で仕事をしていけるか、ということなのだと思っているのだ。

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Stuttgart Chamber Choir、Berniu 他

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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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