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2017-10

「先生に何でも話して下さい」 - 2012.04.20 Fri


 と日本じゅうの先生が子どもたちに向かって、この時期話している事だろう。授業でクラスで部活動で…。
 これは題目としては悪くない。だが、本当に、子どもたちは先生に何でも話すものだと考えているのだとしたら、これはもう大きなぼたんの掛け違えを生ずることになるだろう。

 小学校の低学年とかはわからないが、中学生にもなれば、何でもなんて親にも話さないのだ。少しうがった言い方をすれば、人に何でも話しちゃいけないということは、義務教育9年間で必ず学ばなければならない必須事項であり、それを学ばなかった人は、間違いなく人生で失敗をすることになる。

 だから、理念理想として語るのはいいが、本気でそんなことを思っているとしたら、かなりまずい。

 中には、ぼくは学生時代、先生には何でも打ち明けてきましたという人もいるだろう。それは美しいことだが、だから他人もそうだと思ってはいけない。多分そういう人の方が遥かにレアなのである。

 ここに自覚的だと、いろんなことが変わる。
 ぼくは生徒同士のトラブルが発生した時、(反社会的事案を除き)たいていは皆まで聴かなかった。当事者同士で話し合いなさいと言ってきた。
 ぼくの教え子たちがぼくを多少なりとも信頼してくれていたとしたなら、それは、ぼくが聴かないでほうっておいてくれる教師だったからだとさえ思っている。

 教室で部活でトラブルが発生した時、多くの教師は、隠し事はいけない、何でも話しなさい、と言う。
 それも全体の場で言い、さらに、全体の場で発言させようとする。

 ぼくは、トラブルは当事者同士で解決しやすい状況を作ってあげるところまで、ぼくの仕事だと思っていた。
 私達だけで話をさせてくださいと、生徒が言ってくると、いやがる教師もいる。だが、これはチャンスだ。教師は、生徒が教師の手を離れようとすることを、基本的には、喜ばなければならない。

 ここ数年、必ず行われるものに、いじめ調査がある。いじめのアンケートである。多分道教委から地教委を通じて、各学校に降りてくるのだろう。ぼくは、これを全否定したりはしない。実際これで見つかることもあるのだ。
 だが、例えば項目の中に、いじめられたら誰に相談しますかという項目があって、そこには選択肢で、ア親 イ兄弟姉妹 ウ先生 エ友達 オその他の人、というような項目が並んでいる。
 ぼくの経験はでは、中3にもなると、「先生」を選ぶ生徒は、多くて3分の1だ。とすると、先生以外を選んでいる生徒は、このアンケートに「何でも」書いているだろうかということが疑われてくる。そもそも、この項目にすら、本当のことを書いているかどうか疑わしいということになる。いじめアンケートなど、しょせん、その程度のもの、ということになる。
 繰り返すが全否定はしない。しかしこうしたものがいじめ対策として十分に機能すると考えていたり、こうしたもので対策はしっかり取っているなどと説明する人がいるとしたら(いないと信じたいが)、それはもう子どもを馬鹿にしているわけである。


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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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