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2017-08

図書館のヘヴィユーザーになる - 2012.04.14 Sat

 地域の図書館のヘヴィユーザーになるというのが、ぼくの長い間の念願である。
 ぼくの大学時代の恩師の一人佐々木周先生は、旭川の市立図書館を使い尽くす人だったが、それがぼくの憧れでもあった。
 しかし、ぼく自身は、なかなかそうはならず、何かの折にちょこっと本を借りるという程度のユーザーである。
 上士幌に来て、やはり図書館のへヴィユーザーになろうというわけで、特に今年は育児休暇ということもあり、図書館に通って、本を借りて読むということを、自分の生活の中に位置づけてみようと思う。
 そもそも学校図書館もそうなのだが、足しげく通ってはじめて、使えるようになる。どんな本があるのか、どこにあるのか、やはり足を運ばねばわからぬものだ。

 今借りている本は2冊。そのうちの一冊を読み終えた。
 広井敏男『雑木林へようこそ』(新日本出版社)。

雑木林へようこそ!―里山の自然を守る雑木林へようこそ!―里山の自然を守る
(2001/01)
広井 敏男

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 ぼくにとっては既知のことが多いのだが、だが改めて雑木林とは、人の手が入ってはじめて、里山としての機能を発揮するものなのだということを思い出した。中に、雑木林を代表する春の花としてかたくりが取りあげられているわけだが、日本有数のカタクリ群落であり、ぼくも数年間山の案内人として過ごした旭川と比布町の境界にある突哨山のカタクリ大群落は、まさに人が開墾したことによって、広がった大群落なのであった。

 そう考えていて、そうだそうだ、と思いだしたのが、例の河原井純子さんの『学校は雑木林』だった。
 
学校は雑木林―共生共存の教育実践と「君が代」不起立学校は雑木林―共生共存の教育実践と「君が代」不起立
(2009/04)
河原井 純子、斎藤 貴男 他

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 あの本の中で河原井は「雑木林」という言葉を、太い木も細い木も、多様な雑木が息づく場所としての雑木林というあたりに焦点化した比喩として用いている。その比喩は、特に日本型の学校教育の在り方について思いを巡らせる時に秀逸であると思う。で、実は雑木林は人の手が入ってはじめて成立する林であったということを考えると、なおのこといろんな思いを巡らせることができよう。

 突哨山のかたくり群落地がゴルフ場になろうとした時に、私達は大きな反対運動を展開した。それは市を動かし、最終的に市があの山を買いあげることになった。ゴルフ場のように、刈り込んで山の形も平らかにしてしまった姿を、今の学校教育に重ねることはたやすい。
 一方、市の買い上げ後、保全運動に携わった人々と考えて行った事は、全く誰も入らない「自然保護区」のようにするのではなく、最小限の道を整備し、案内板を作り、山を楽しみながら市民が利活用できるようにしたということだった。その姿もまた、学校教育が本来あるべき像を重ねる事は容易だ。

 二重三重に、河原井の比喩は生き生きとぼくの目の前にひろがる。

 そんなことを感じながら読んだ。

  原生林あるいは原生的自然の価値は大方の認めるところである。
 たいして、雑木林は二次林、つまりは半自然的な森林であるとの理
 由で軽視されるきらいがあるが、実は、かけがえのない価値がある
 のである。

  ところで、雑木林が農民などにとって「有用」な林であった時に
 は、地域の人々にとっても「有用」であった。散策を楽しんだり、
 山菜やキノコを採ったりする場であったり、あるいははっきりと意
 識せずとも、生活圏のアメニティを保障するなど役割を果していた。
 とくに子どもたちにとっては、遊びの空間として活用されていた。
 雑木林の荒廃は、管理者としての農民との関係の断絶の結果もたら
 されたものではあるが、それは地域社会との関係も断ちきることに
 なった。


ドビュッシー&フォーレ : ピアノ作品集~月の光ドビュッシー&フォーレ : ピアノ作品集~月の光
(1997/06/21)
ピュイグ=ロジェ(アンリエット)

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 晩年を日本の音楽教育のために力を尽くしたピュイグ・ロジェは、まぎれもなく、サンソン・フランソワ後のフランス一のピアニストだと、残された録音を聴くたびに思う。これは大名盤。店頭で見つけたら即購入を勧める。


フォーレ:レクイエムフォーレ:レクイエム
(2007/02/21)
プラッソン(ミシェル)、サン・セバスチャン合唱団 他

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 これが、なんともいえぬ粛々としたしかし重すぎぬ、いい演奏である。


"ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ第11,27番"
(1993/09/25)
デームス(イエルク)

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GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付)GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付)
(2012/04/04)
B’z、松本孝弘 他

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DocumentaLy(初回限定盤A)CD+DVD+豪華ブックレットDocumentaLy(初回限定盤A)CD+DVD+豪華ブックレット
(2011/09/28)
サカナクション

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グレゴリアン・チャントの神秘グレゴリアン・チャントの神秘
(2000/06/21)
シャンティクリア

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Freitas Branco;String Qrt/SFreitas Branco;String Qrt/S
()
Perenyi、Jando 他

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 入手困難ということだが、いい曲。そして、なんといっても、ペレーニ。


ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
(1993/08/01)
スロヴァーク&チェコスロヴァキア放送交響楽団

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 オケがやや非力で、迫力も求められる曲なので、少しきついかな。でもスロヴァークの解釈はなかなか聴きごたえがある。もう少しよいオケで録音を残してほしかったなあと思う。


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
(2009/04/01)
セーケイ、ヴァーリョン 他

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 これはなんといっても、2枚組の2枚目。ヴァーリョン。本当に暖かい音で弾く、ハンガリーの将来を担う名手だと思う。実演にも接した事があるが、本当にステキだった。将来、モラヴェツのような特異なポジションを占める大家になってほしいなあと思う。見つけた録音は次々購入している。
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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