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2017-10

「教えやすさ」「学びやすさ」・・・カーネーション、梅ちゃん先生 - 2012.04.11 Wed

 春休み中。カーネーションのテーマが聞こえてくるたびに、うららがテレビを凝視することがわかった。
 梅ちゃん先生に代わり、さてどうなのだろうと思ったが、これも全く同じだ。
 そして、こうした決まり切ったパターンが、生活を構築していくということなのだということもわかった。
 多分乳幼児に限ったことではなく、我々の中にもそういうセンサーが働いているのだろう。

 梅ちゃん先生が終わると、寝る。
 ぼくはその間に食器洗いを済ませ、朝のメールチェックを済ませ、そして美しい音楽を聴く。
 10時に起きたら、散歩に出かける。そういう日課が、ぼくにも出来つつある。

 教えやすさと学びやすさ…。乳幼児と一緒に生活していると、全てをその生活のサイクルに合わせて行くことになる。これは学校では経験したことのないことだ。元来学校というところは「矯正的施設」としての側面を持つ場所である。
 だが、今は、その「矯正的側面」があまりにも日常化し、しかも教師特有の生真面目な職務遂行意識とあいまって、学び手一人ひとりの本来的な学び・生活のリズムが、知らず知らず(あるいは善意で)画一化されているということなのだろう。
 これを、もう少し、学び手一人ひとりの本来的な学びやすさに引き戻してバランスを取る。今求められていることは、そういうことなのだろう。で、その度合いの問題になるわけだが、これは、多くの先生が考えているよりも、かなり引き戻さねばならないものだろうと感じている。繰り返すが、教師は、特有の生真面目さに基づく職務遂行意識の高さを持つ「層」だからである。だって、この抑圧的な学校文化になじんだ人が大半なんだもの(笑)。

 今日は、下記のCD.
 かつて駅のワゴン売りの中などで、販売されていた海賊盤と思われる(ぼくには判断のしようがない。JASRAC
マークはついている)ANF SOFT WARE盤。
 見つけるたびに買って、ほとんど持っていると思うのだが、これは、多分ヨーロッパのイタリア・ドイツあたりのエアチェックしたものをCDに焼き付けたもの。しかし、大変な名演ぞろい、しかも正規盤では手に入らないものがたくさん。
 いずれも、2枚組CDである。後にそれを一枚で売っているものもあったが。
 今日聴いているのは、4曲収録されているが、それぞれの曲の代表的名盤といわれるものと肩を並べる素晴らしい演奏だ。クレーメルの演奏は、ザルツブルグに初めて登場した時の、歴史的名演である。ほんとにすごい。
 優美。弦の動きも繊細。メンコンは、ハイフェッツ盤がデフォルトだが、あの名盤とは違うアプローチの、もう一枚の巨星というべき演奏。このころのメータはまたいい。イスラエルフィルと見事なシンクロ。
 他にも、ダヴィッドのチャイコフスキーが絶美・剛毅。この曲の一番の演奏という感じである。
 ムターもイーゴリもすばらしい。

1 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
 ギドン・クレーメル(vn)&ズビン・メータ(co)/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1975年 ザルツブルクLive)

2 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ダヴィッド・オイストラフ(vn)&ルドルフ・ケンペ(co)/トリノ放送交響楽団(1970年 トリノLive)

3 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品56
 アンネ=ゾフィー・ムター(vn)&ヘルベルト・フォン・カラヤン(co)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1982年 ザルツブルクLive)

4 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
 イゴーリ・オイストラフ(vn)&ダヴィッド・オイストラフ/ウィーン交響楽団(1972年 ウィーンLive)

 中学生の時、4000円2枚組のレコード、ハイフェッツの演奏を父が買ってくれた。メンコンとチャイコフスキー、それにチゴイネルワイゼンなどの小品が収められていた。
 ぼくはそれを擦り切れるほど聴いた。中でもメンコンはぼろぼろになるくらいまで聴いたのだ。


メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(2007/11/07)
ハイフェッツ(ヤッシャ)

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ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリンツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン
(2007/11/07)
ハイフェッツ(ヤッシャ)

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 死の床にあった母のためにぼくはそのCDを買ってきた。聴きはじめると、眠りかけていた母が、突然「ああ、懐かしいね」と言った。遠い記憶の底から帰ってくるような声で、そう言ったのである。
 ぼくはそれほどまでに毎日毎日聴いていたのだろう。
 クラシックなどよくわからなかった母だが、メンコンは、心の奥底に眠っていたのだろう。
 それが引っ張り出されてきたのだろう。
 音楽の力はすごい。

 そんなことを想いながら、朝の時間以外は、ほとんどテレビはつけず、一日じゅう音楽を聴いている(聴かせている)。



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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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