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2017-08

★学びのしかけプロジェクトメールマガジン200号 中嶋卓朗さん「学級目標とBeingのハイブリッド~学級目標が目指すべき学級のゴールとして機能するために~」 - 2012.02.11 Sat

私が編集するメールマガジンの最新号です。今号は中嶋卓朗さんです!
→ こちらから無料で購読できます。


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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
               200号 2012年2月10日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
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★目次★
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1.学級目標とBeingのハイブリッド
    ~学級目標が目指すべき学級のゴールとして機能するために~
「ハイブリッド」編集委員
         宮城県・仙台市立上杉山通小学校教諭  中嶋 卓朗
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 宮城から、中嶋さんのご論考です。このメールマガジンでも何度か取り
あげられた「学級目標」「Being}についての実践報告です。(石川 晋)
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1.学級目標とBeingのハイブリッド
    ~学級目標が目指すべき学級のゴールとして機能するために~
「ハイブリッド」編集委員
         宮城県・仙台市立上杉山通小学校教諭  中嶋 卓朗
------------------------------------------------------------------
 みなさんの学級の学級目標はどのようなものだろうか?
 どのように,実現に向けて実践を行われているだろうか?
 年度当初に時間をかけて決めた学級目標が,いつの間にか教室風景の一
部として見えども見えずの状態になっていたことはないだろうか。
 本稿では,学級目標が,目指すべき学級のゴールとして,常に教室前面
で輝くようにするための取り組みについて報告する。

 私のクラス,1年4組の学級目標は,「ハッピーともだち」。いわゆるク
ラスネームである。全員が関わって作った模造紙の旗を学級前面に掲示し
てある。
 「ハッピーともだち」は,子どもたちから出された学級への様々な願い
を,KJ法的手法で集約したものである。

 集約前の個々の願いをゴロ良くまとめた「ハッピー友達合言葉」という
ものもある。

一.良く聞いて,みんなで頑張る1年4組「集中!」
二.物を大事に元気できれいな1年4組「はい!(いい返事)」
三.友達守る,みんなの力だ1年4組「みんな平和に暮らそう!」

 これを,毎朝全員で唱えている。

 昨年度まで,私の学級の学級目標は,
 この「クラスネーム(学級旗)」と「合言葉」の二つからなる構成だっ
た。
 今年,これらに加えて,PA(プロジェクト・アドベンチャー)の手法
の一つであるBeing(ビーイング)という手法を取り入れた。

 Beingは,日々育てていく学級“行動”目標,だと私は捉えている。
 模造紙に,大きくハートマークが描いてあるとする。
 ハートマークの内側に,学級目標に向かうためにみんなでやっていく行
動を書く。 
 ハートマークの外側に,学級目標に向かうためにみんなでやらない行動
を書く。
 日々の出来事を通して,学級全体で共有した行動目標を記録していくの
だ。
 つまり,私のクラスには,学級旗とBeingの2枚の模造紙が掲示してあ
る。

 例えば,こんな事があった。
 給食の時間,Aがやってきてこう言った。
A「先生,BちゃんとCちゃんがこそこそ話して,教えてくれない」
私「そう,どんな気持ちだったの?」
A「とっても嫌な気持ち」
私「大事なことだから,ちょっとみんなで考えてみようか」
 後かたづけの後,
「みんなで考えて欲しいことがあります」と切り出した。
 A,B,Cのことを汎化して話し,ハッピー友達クラスに近づくために
こそこそ話をどうするかを話し合った。
「すぐ近くで,こそこそ話をしていると嫌な気持ちになる」
「ハッピー友達クラスに近づくためには,みんなでお話しするほうがいい」
などの意見が出され,これからはこそこそ話はやめようと全員で決めた。
 そして,ハートマークの外側に「こそこそ話」と書いたのである。
 以来,こそこそ話が始まると,「だめだよ。こそこそ話はやらないよ」
とBeingを指さす姿が見られるようになった。

 もう一つ例を挙げる。
 帰りの会で,1日のふり返りをしている。
 友達にしてもらって嬉しかったこと,みんなで頑張って良かったことな
ど,友だちとのかかわりについての観点で話すことになっている。
 そこで出るふり返りの中で,Beingに残せそうなことを見つけている。
「今日,休み時間に,Dくんに遊ぼうと誘ってもらって,嬉しかったです」
「Dくんみたいな人が,たくさんになったら,1年4組はハッピー友達に近づ
けるかな」
「うん」
「じゃあ,ハートの中に書こうか?」
「書こう!」
 こんなやりとりを続けているうちに,子どもたちから「先生,これはハー
トの中に入れられるよ」という声が上がってくる。ハートの中か外かの判断
基準は,学級目標に近づくかどうかなので,常に学級目標を意識しているこ
とになる。

 今現在,次のようなことがハートの中に入っている。
・いっしょに遊ぼうとさそう
・休んでいる友だちのことを考える
・心を込めて友達のお誕生日をお祝いする(定期的にお誕生会を開いている)

 日々の出来事を学級目標に照らして考え,具体的な行動目標としてBeing
に記録してみると,日々の学校生活の一つ一つが学級目標に向かう一歩一歩
として見えてきた。
 昔からあるいわゆる学級目標と,日々進化・成長していくBeingとの組み
合わせをハイブリッドと捉えて,ここに報告する。

 Beingについては,PA関係の書籍に多数記述がある。
 私が参考にしたのは,次の2冊。
・『学級づくりの困ったに効くクラス活動の技』/小学館
・『クラスの人間関係がぐ~んとよくなる楽しい活動集』/学事出版

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
------------------------------------------------------------------
【編集後記】
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 Beingとクラス目標掲示との「ハイブリッド」。とても具体的でおもし
ろいですね。取りあげてくださった二つのエピソードがまた、実際的な運
用の様子を大変わかりやすく伝えていて、ステキでした。中嶋学級、ぜひ
参観してみたいなあと、そんな気持ちになりました。
 今号で200号です。
 足掛け2年で200号。丁寧に読んでいただいているみなさんに感謝の
思いでいっぱいです。

 次号は、インクルージョンチームから湯藤瑞代さんです!
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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第200号(読者数1861) 2012年2月10日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
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考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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