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2017-08

★学びのしかけプロジェクトメールマガジン197号池田康子さん「アメリカの学校で見た素敵な実践~課題提示の工夫と自分でやり方を思い出せるものの作成~」 - 2012.02.03 Fri

本日発行の私が編集するメールマガジンです。今日は池田康子さん!
→ こちらから無料購読できます。

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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
               197号 2012年2月3日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
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★目次★
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1.アメリカの学校で見た素敵な実践
~課題提示の工夫と自分でやり方を思い出せるものの作成~
            「インクルージョン」編集委員
                 川崎市立下河原小学校 池田 康子
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 池田康子さんの10月以来のご論考です。今回も、アメリカの学校での
学びを丁寧にご紹介くださいます。           (石川 晋)
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1.アメリカの学校で見た素敵な実践
~課題提示の工夫と自分でやり方を思い出せるものの作成~
            「インクルージョン」編集委員
                 川崎市立下河原小学校 池田 康子
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 今年1月始めにアメリカの発達障害児対象の私立学校を訪問した。公立
学校には毎年行くのだが、この学校の訪問は6年ぶり2回目である。この学
校は少人数指導と多感覚を用いた指導、Brain Gym(ブレインジム 脳の活
性化を目的とした体操)の後にOrtton-Gillinghamメソッドで国語の指導
をするという特徴がある。

 算数の分数の引き算を学習しているクラスでは、その子ども達の集中度
や子ども達の生き生き度が抜群によかった。子どもは4人。国語や算数は
習熟度別に細かくクラス分けがされており、何年生ではなく、同じレベル
の学習をしている子ども達である。
 指導には次の配慮がなされていた。障害特性ゆえ、先生も特に意識され
ていた。
1.一度に多くの課題を提示しない。
 ・練習問題として問題を黒板に書くのも2問まで。終わった問題をいつ
  までも残さない。刺激の制御ができていた。
 ・カードに1問ずつ書かれた文章問題
  →だから問題に向かうことができるし、いらいらしない。

2.やり方を自分で思い出せる
 ・一斉指導の中でもやり方を思い出す学習をするが、全てを記憶に頼る
  のは難しい子ども達である。やり方を忘れることもある。そうしたと
  きには自分専用のカードでやり方を思い出すことができる。

 カードは、子どもが作成したものである。B6版~A5版のサイズで、少し
厚みがあり罫線も引いてある市販のカード用紙に子どもが書き込みをして
いる。紙の硬さと大きさの違いから、カードを見つけやすい。(リングに
まとめるのもいいかもしれない。)
 →自分で確認できるので、騒ぎにならないし、いらいらしない。

 このほかにも次のような点がいいと思った。
・できる問題から始められる
・短くわかりやすい指示 「6問やったら終わりです。」
・レベルが子どもに合っていること
 一人の子どもにかかりっきりということはない。
・先生に教わりたいときに、先生が他の子どもを教えている場合、自分で
 できる問題をやって教わる順番を待つルールが徹底している
 そのため、整然と授業ができる。
・課題が終わったら、時間調整の間にプリントを自分でとって自分で進め
 る
 暇な時間がないので、遊ぶことはない。

 多感覚を用いた指導が特徴の1つということで、どこに多感覚?と思わ
れたかもしれない。学習レベルによって適切な方法を選んでいる。レベル
が上がり、分数がイメージでき、計算練習の段階になると、具体物や多感
覚を使う頻度が少なくなる。単元によっても変わってくる。

 私は今年度6年生の子ども達と学習している。卒業を控え、これから中
学の先生との引き継ぎをする。これまでの6年生の場合、中学の先生に子
どもがこれまで使ってきた
 計算方法や学習方法を小学校で見ていただいたり、個別の指導計画をも
とに話したり、実際にやっていただいたりと様々な方法で伝えてきた。今
年はこれにプラスして、子どもが自分で見て思い出せるファイルを持たせ
たいと思う。思い出すためのための手がかりが手元にあることの安心感は
大きいはずだ。卒業までに子ども達と相談しながら、そして授業で活用し
ながら作りたいと思う。

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
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【編集後記】
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 6年生の子どもたちが、卒業した後、学んだことを思い出して、中学校
で使っていけるか。これは実はとても重要な問題ですが、小学校側にも中
学校側にも、バトンを渡す意識が薄いという印象は否めません。二つの学
校のしくみの違いの問題も大きな壁になっていると考えます。
 そこに小学校の先生がどのような「引き継ぎ」で切りこんでいけるか。
とても重要です。
 小学校と中学校の引き継ぎは、中学校で行われることが多いようです。
でも、できることなら、小学校の、子どもたちが学んだ場で行えるといい
のになあと考えています。
 次号は、ワークショップチームから佐藤美智代さんです!
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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第197号(読者数1850) 2012年2月3日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
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ると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたいと
考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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