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2017-08

★学びのしかけプロジェクトメールマガジン191号 石川晋「1.編集長日記(2011.11~2012.1)」 - 2012.01.20 Fri

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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
               191号 2012年1月20日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
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★目次★
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1.編集長日記(2011.11~2012.1)
「学びのしかけメールプロジェクトMM」編集長
            北海道上士幌町立上士幌中学校  石川  晋
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 11月からこの1月まで、いろんな学びの機会があり、いろんなことを
考えています。少し整理してみようかなと思います。   (石川 晋)
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1.編集長日記(2011.11~2012.1)
「学びのしかけメールプロジェクトMM」編集長
            北海道上士幌町立上士幌中学校  石川  晋
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【学びのしかけプロジェクトin夕張 2011.11.26】

 2011.11.24。学びのしかけプロジェクトin夕張を開催した。
 メールやブログ、SNSなど、ネット情報のみで人を集めた。
 結果、定員40名のところ20名。これが多いのか少ないのかぼくには
よくわからない。集まった方々は提案者を除くと男女比半々。
 くわしい報告はぼくのブログ記事に記した。
 http://suponjinokokoro.blog112.fc2.com/blog-entry-1077.html

 ぼくは、新卒の頃から教職員の民間研修の場を作ってきたわけだが、少
なくとも2013年3月まで、自分で企画する集会としてはこれが最後である。
自分の企画による集会としても、2011年1月のネットワーク千歳ファイナ
ル以来であった。

 今回の集会で考えたことは、可視化すること。学びやすい場を提供する
こと。学び方や日程も細部については参加者と決めること。だった。結果、
かつて、ネットワーク北海道集会を運営し始めていた頃の全てオンタイム
で進めるという集会づくりからは遥かに遠くなった。

 具体的には
1.進め方の大枠を参観者とダイアローグして決める。
2.やり方は不都合があれば途中でも変える。
3.FGや板書など文字や図での可視化を丁寧に行う。
4.授業の事実は「映像」で示す。
5.集会全体が、「説明」「体験」「振り返り」のワークショップ構造に
  なるようにする。
6.座席配置など、学びやすい場づくりを考える。
といったことを丁寧に心がけた。
 特に1と2と4については、ファシリテーションの考え方を全面的に援
用した1月の千歳集会から見ても、さらに全く違う形の集会となった。

 新しい学びのしかけを考えるには、新しい発想、新しい学びの場の形、
新しい運営の方法が必要だと思う。新しい学びのしかけを考える場が、こ
れまでの学びのしかけに基づいていてはダメだろう。これは、もう何年も
直感的に考えてきたことでもあった。
 新しい集会の原型を提案することができて、うれしかったです。後は誰
かが広げたり深めたりしていってほしいなあと思う。

 ちなみに、ビデオは6名が提案した。
 最初は10分見て、5分コメントということで、参加者とダイアローグ
して決めた、しかし、どうも映像に基づいた話になりにくい。そこで二人
目の発表に入る前に、もう一度参加者とダイアローグをして、途中でも参
加者がどんどんフリートークで口を挟んでいくルールにした。ソフトスト
ップモーションビデオ検討という感じだろうか。こちらの方が有効に機能
した。
 6名という人数。教科や学校種、撮る場面やビデオの構成、プレゼンの
仕方、時間配分などは、工夫の余地が限りなくたくさんあると思った。

 ぼくのビデオを見た上條さんは、「じたばたしてるな」と一言。「じたば
た」とは、また、実に言い得て妙である。まさに「じたばたしている」の
が今の自分であると思う。

【松田剛史さんと遊ぶ ドイツゲーム 2011.12.12】

 安平町在住のファシリテーター松田剛史さんが教室にやってきた。
 4,5時間目の総合の時間である。
 松田さんには、4時間目はとにかく「ドイツゲーム」をやってほしいと
お願いした。ぼくの願い通り、松田さんは、この時間をひたすらドイツゲ
ーム三昧にしてくださった。

 おもしろかったのは、最初の体形だった。松田さんは40人の席を端に
寄せて、教室のど真ん中に4つだけくっつけた机を残す。ここに、ドンと
ゲームを置いて、「やりたい人出てこい」というわけである。
 コロシアム体形とでも言おうか。ゲームに参加できる生徒は3,4名だ
けなわけで、いかに全員にゲーム体験をさせようかと考えてしまうぼくと
しては極めて刺激的だった。子ども達の心が動き出すのがわかる。やって
みたいのだ。真ん中のテーブルに出てくる子が表れる。他の生徒は周りを
ぐるっと取り囲んでいる。これは、そうだ、かつてメンコやおはじき、あ
るいは将棋にうち興じていた時の「絵」と同じだ。
 本来ゲームというものは、こういう風にして行われ広がっていくものな
んだ、理にかなっている。

 5時間目は、「大人トーク」(松田さんとぼくの対談)+質問タイム+
振り返り。いつも総合でお迎えしたゲストとは、このパターンで2時間目
を実施する。質問は、全員の机の横にぶら下がっているミニホワイトボー
ドに書き、フリップのように頭上にかざす。松田さんがそれを見ながらポ
ンポン指名して「対話」が進んでいくのである。
 これもものすごく楽しかった。

 「たった一度しかない人生だもの」と言い切る松田さんは、人生の達人
でもある。
 たこ焼き屋 → 附属教員 → ファシリテーター → 起業家
 多感な彼らには、特別に刺激的な人であった。
 豊かな海外体験(特にトルコ話が秀逸)も含め、お呼びして良かったな
あ、と思った。

【千歳北斗中の山崎正明さんの授業を終日参観する 2011.12.19】

 本メルマガでもおなじみ、北海道・千歳市立北斗中学校の山崎正明さん
の美術の授業を見せていただく。2011.12.19。終日である。
 くわしくはぼくのブログの記事を読んでいただきたい。
 http://suponjinokokoro.blog112.fc2.com/blog-entry-1116.html

 「対話型ギャラリートーク」にぼくが国語科で取り組み始めたのは2001
年だと思う。本を読みながら見よう見まねではじめたわけだが、山崎さん
は上野行一さんと共に「対話型ギャラリートーク」(「対話型鑑賞」と呼
ぶことが多いらしい)に取り組んできた本物である。それを見せていただ
けたことは、特別にエキサイティングだった。

 だが、ここで特に紹介したいのは、実は、卒業制作の時間であった。
 3年生二クラスを見せてくださったのだが、一クラスは卒業制作に取り
組む一時間目として、山崎さんが、美術史や自分のライフヒストリー、生
徒の作品映像などを交えながら、プレゼンテーションソフトで、「なぜ卒
業制作に取り組むのか」を切々と生徒に訴える一時間なのである。わずか
年間35時間しかない美術の時間のその一時間を割いてでも、なぜその活
動に取り組むのかを本気で語る。まさに「価値のインストラクション」に
全てを傾ける一時間だった。

 3年生のもう一クラスは、既に始まっている卒業制作活動の様子を見せ
てくださった。
 生徒は休み時間から美術室にすごい勢いでやってくる。そしてそれぞれ
の製作物に一心腐乱に臨み、チャイムが終わると後ろ髪をひかれながらも、
一斉に美術室を去っていく。
 机の上のごみを片付けながら、山崎さんは「イナゴのようだ」と笑う。
「生徒に片付けさせる時間がもったいなくてねぇ…」
 共感できる。ぼくもライティング・ワークショップに取り組む時、ディ
スプレイ型ポートフォリオに挑む時、全く同じようである。活動する生徒
の間を控えめに静かに漂いながら寄り沿う山崎さんは、素晴らしいファシ
リテーターであった。そしてステキなカンファランスをする教師でもあっ
た。そう、これはライティングワークショップと同じ、まさに「作家の時
間」なのである。

 「価値のインストラクション」という言葉も、「ライティングワークシ
ョップ」も全く知らないと山崎さんはおっしゃる。しかし、山崎さんの美
術の授業が、そうした活動とまさに同じ発想に立っていることを見た時、
大きな勇気をもらった気がした。
 自分の「じたばた」の方向はきっと間違っていないと、そういう明るい
気持ちになった。

【ワークショップ型事後検討を提案する・・・十勝国語サークル一泊研修
会2011.1.10】

 ぼくが所属する十勝国語サークルは、今年北海道の国語教育大会のホス
トになる。授業者も提言者もぼく達の仲間からたくさん出ることになる。
緊張感のある新年だ。

 今年の一泊研修会の初日は模擬授業の連続と、その検討会であった。
 ぼくは検討会のファシリテーションを任された。
 詳細は、ぼくのブログをご覧いただきたい。
 http://suponjinokokoro.blog112.fc2.com/blog-entry-1155.html

 実は、国語の全道大会の事後検討は、例年典型的なスクール型の重苦し
いものである。本当に日々の授業づくりに困っている若手がたくさん来て
いるが、話しにくい場と、ベテランの威厳ある発言の前で押し黙ってしま
う。十勝国語サークルは、そこにメスを入れて、参加者全員が授業につい
て豊かに話し合える会議の持ち方に。この場を変えようと考えている。そ
のためにワークショップ型、協同学習型で、事後検討会を進める方向で決
している。ぼくの任務は、活動型の多様な事後検討を提案せよ、というも
のだ。

 計5本の模擬授業全てについて、事後検討のプランを変えて臨んだ。1
3時から18時まで。さすがにきつかったが、大きな変化のきざし、胎動
を感じる。みんなで知恵を出し合っていく場に、伝統ある巨大な研究会が
変わっていけるなら、なかなかエキサイティングだと思うのは、ぼくだけ
ではあるまい。

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
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【編集後記】
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 11月から1月、ぼくが体験的に考えたことを、あれこれと書いてみま
した。雑駁な内容です。うまく伝わるといいのですが。

 次号は、青山新吾さんがインクルージョンチームから登場です! どう
ぞお楽しみに! 
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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第191号(読者数1821) 2012年1月20日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
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編集部ではチームに分かれてMLによって原稿検討を行っています。本メ
ールマガジンの記事を読んでいただいた率直なご意見・ご感想をいただけ
ると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたいと
考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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