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2017-10

★学びのしかけプロジェクトメールマガジン184号 阿部隆幸さん「授業づくりは「あり方」なのか「技術」なのか」 - 2011.12.27 Tue

私が編集するメールマガジンの最新号です。今号は阿部隆幸さんです。

→ 無料でこちらから購読できます。

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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
               184号 2011年12月27日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
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★目次★
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1.授業づくりは「あり方」なのか「技術」なのか
            「ハイブリッド」編集委員
              福島県・本宮市立糠沢小学校 阿部 隆幸
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 2年間書き続けていただいた阿部隆幸さんも今回が最後の執筆回になり
ます。いつもいつも、実践を振り返り、内省を通して、進化・深化してい
く阿部さんに、私はシンパシーをずうっと感じています。今年最後の配信
です。                        (石川 晋)
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1.授業づくりは「あり方」なのか「技術」なのか
            「ハイブリッド」編集委員
              福島県・本宮市立糠沢小学校 阿部 隆幸
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 12月17日。今年もわたしが代表を務める授業の力を高めたいと考えてい
る先生方の集まり「東北青年塾」の忘年会がありました。
 わたしの隣に座っていた方が次のようなことを話されました。
「この前の東北青年塾で、ちょんせいこさんが『ホワイトボード・ミーテ
ィングやオープンクエスチョンって技術だ』という言い方していたでしょ。
同僚がね『技術というよりもあり方なんじゃないか』っていうのね。阿部
さんはどう思う?」
 わたしは、次のように答えました。
「うーん、どちらでもいいんじゃない。それで、その人が救われれば(笑)。
ただね、わたし的には『あり方』と言われるとつらいんだよね。だってさ、
わたしのようにダラダラと生きてたり、普段子どものことなんかあまり考
えていない人間にとっては、その生き方や考え方を根本的に変えなさいと
いっているように感じるじゃない。でもね『技術』と言われれば、技術の
習得という努力をすれば身に付けられるわけ。だからそう言ってもらえた
らわたしは助かる。」
「それにね、別に『あり方』でできる人自身はそれでかまわないんだろう
けど、『あり方』でできる人ってその人は自然にできてしまっているわけ
で『どうしたらそうできるのか』『そうするにはどうしたらいいのか』と
いったことが口に出して説明する、つまり明文化ができないような気がす
るのね。それって、他人にうまく伝えることができないわけで後輩に伝え
るという意味での『伝達』を考えると伝える方も、伝えてもらう方も『不
幸』な気がするなぁ」
 酒の席での会話です。気兼ねなく話ができる仲間との会話です。あくま
でも、わたしはこのように思うということでの会話でした。

 結論としては、ありきたりの着地点になりますが、「あり方」と「技術」
双方が結びついての授業ということになるのでしょう。「あり方」や「熱
き思い」を持っていたり伝えるだけでは授業として成立しませんし、「技
術」だけでももちろんだめです。

 ちょうど、この日の昼間は第25回東北青年塾でした。横浜の山田将由先
生を講師に招いてミニネタを東北青年塾生全員がミニネタを披露し競い合
いました。
 この様子は、東北青年塾のブログでご覧いただけます。

■「第25回東北青年塾」の記録 | 東北青年塾
 http://seinenjuku.abetaka.jp/?eid=1401066

 わたしも、7分間のミニネタを披露しなければならないということで前
日までどんなことを行うか悩みました。そこで、ケーガンの協同学習の技
法を用いたネタを披露しました。
 実は、わたしが主張したかったのは、わたし自身のミニネタというより
も、このミニネタを考えたケーガンの授業に対する考え方でした。

 まず、わたしは4人組のグループを設定しました。
 次に、その4人に班に1つの問題をなげかけるのでその問題を達成した
ときの喜びのポーズを30秒で考えてほしいと伝えました。これはちょっと
したチームビルディングです。先日、11月20日に東京の立川で行われた協
同学習研究会で見た映像に、めあてを達成したときの喜びの合図というか
ポーズを考えている場面があったからです。
 さて、次からケーガンの考える協同学習を展開する場面です。
 ケーガンはわたしが理解しているところでは、1時間の授業を「学習活
動」と「学習活動」が連なったものと考えています。
 その学習活動は「学習内容」と「活動手順」で構成されています。
 「活動手順」がケーガンが考えて提供している協同学習の「技法」です。
わたしはこのとき「代表がんばれ」という技法を使いました。
 つまりわたしは、7分間の「学習活動」を行ったわけです。

 ここでわたしは、「協同することはすてきなことなんだよ」と「あり方」
を伝えつつ、同時に、「協同することで効率的に課題が解決する」という
「技術」を伝えたわけです。
 このようなことを教室で実践していくことで子どもたちは協同的に問題
を解決していく力を得ていくのではないかなと考えています。

 わたしのミニネタについては、自分のブログでもう少し詳しく書いてい
ます。興味ある方はご覧ください。

■111219 第25回東北青年塾~ミニネタについて考えるの巻~ | あべた
 かRoom  http://hobby.abetaka.jp/?eid=1157544

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
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【編集後記】
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 私も、阿部さんの設定した問いには、「二つはくっついている」と答え
ます。ちょんさんは、技術だから練習を積むことでうまくなるとおっしゃ
います。しかし、その前提として「愚直に」やり続けることを強調される。
「愚直に」やり続けるには、その手法の可能性を信じる、いわば信念が必
要なのですね。まさに技術は、在り方とくっついている。「教育技術」に
焦点化が集中したのは80年代半ばからでしょうか。それはその時期にとて
も大切な投げかけだったのでしょうが、いつの間にか、技術が生まれてき
た背景(在り方)はすっぽり抜けてしまうことが多くなっていったように
思います。私の親しい仲間は、二人しかいない教室で「全員起立」と言っ
て、それで初めて「技術」だけ一人歩きしていた自分の状況に気がついた
と言います。
 年の瀬に、みんなで考えてみたいテーマですね、阿部さん。

 年内は今号が最終号です。みなさんありがとうございました。新年は1
月6日。新刊『話し合い活動を必ず成功させるファシリテーションのワザ』
(学事出版)が刊行になったばかりの
 http://www.amazon.co.jp/dp/4761918624/
菊池省三さんです! どうぞお楽しみに。 
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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第184号(読者数1800) 2011年12月27日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
twitterはこちら⇒ http://twitter.com/#!/gbc02527
編集部ではチームに分かれてMLによって原稿検討を行っています。本メ
ールマガジンの記事を読んでいただいた率直なご意見・ご感想をいただけ
ると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたいと
考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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