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2017-08

修行と修業の話 もう少し - 2011.12.26 Mon

 修行(修業)の話をもう少し。

 修行は、宗教。修業は、一つの仕事などについて極めるということだと、かつて何かで調べた。
 改めてウィキで調べてみると、「修業」は、<「世間的な学問や技芸などを習い修めること」や「職業的な生業(なりわい)を習得すること」を指す語>とある。
 だから、そもそも「修行」は間違い。

 で、「修業」だとする立場を考えてみる。
 学校の教員の仕事は「修業」の積み上げなのだとするとして、その語義的なことが前者のような(学芸、技芸を…)ものだと考えるとすると、それは、「教職」というものだけが、他の職業から切り離されたいわば武道のような精神論を伴うものという感じになるのだろうか。私はそのようにして究めていく人の在り様があることを否定しないが、でも、教職の経験の積み上げは、武道と同じでないことは明らかだ。剣道や柔道と同じだと言ったら、多くの保護者にはぽかーんとされるだろう。それにそのように究めていくことが学び方の基本なのだというのなら、そういう考えには断固として反対である。私は民間教育の世界で(ここには特に生真面目な人が多い)、「修業」と称して、「教師道」なるものを突き詰めて、心を病んでいったたくさんの人を知っている。私は、教師という仕事は、普通の人が普通にやり続けられる仕事でなければならないと思っている。実際、多くの人々は、普通の仕事を普通にやり続けていく存在になる。子どもたちが出会う大人のモデルが猛烈社員のようであっていいわけがないのだ。

 では修業は「職業的な生業を習得すること」の意味であればどうか。うーん、そうなのかなあ。では、教師という仕事における「職業的な生業」とは何だろう。「習得」すべきこととは何だろう。通信簿の所見欄をちゃんと書けることか。決められた公務を上手にこなす、例えば職員会議の提案文書がしっかり出せるようになることか。はたまた生徒が非行に走った時に、それをいさめて、正しい道に連れ戻すノウハウのことか。授業を上手に運営する技術を身につけて、生徒を意のままに動かすことか。
 そう考えてくると、やっぱり「修業」ではなかろうよと、そう思えてくる。

 私は、教師としてスキルアップしていく道を「修業」(修行)とするのは、そもそもは比喩なのだと思っている。比喩としてなら、なるほど、まあわかりやすい例えだとも思う。要するに「のようなものに見立てて頑張りましょうよ」ということなのだから。そこにはそもそもにおいては、ある種のペーソスのようなものがあったはずだ。比喩とは、そのものずばりではなく、諧謔でありレトリックなのだから。
 それがいつの間にか、ほんとに「修業」(つまり比喩でないリアル)になってしまった時、なにやら純化した恐ろしい「ねばならない」ものに変質していくのだと考える。そういうのは本当に身震いするほど恐ろしいと思う。修業する教師のもとでは、修業する生徒が育つのだろうか…恐ろしいと感じる私は、考え過ぎか。

 若者よ、修業などやめよう。もっと楽しく知的な生き方・学び方がある。

 うーん、書き始めたが、やっぱりうまく書けなかった(笑)。でも記録として残しておこうと思う。


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● COMMENT ●

フッフッフ

そのあたりのツッコミは、歯切れが悪いですね。

とりあえず、人の話しを正しく聞くこと、物事を正しく見ることが、肝心。

この「正しく」の解釈が、また、ちょっとね!

フッフッフ。

歯切れが悪いというか・・・まあうまく書けない、でも書いておきたいという感じですかね。
「正しさ」はこわいですね。学校にはびこる「善意」ほどこわいものはないものね。


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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
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