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攻めあぐねる - 2009.10.17 Sat

 将棋の女流王位戦で、石橋王位が反則負けという報道が一昨日あった。
 最初に見出しを見たのはネット上のニュースで、「反則負け」とは、また、一体どんな、ということで、経過を追ってみると、将棋を知らない人にはまあ、何も伝わらないだろうが、これが小学生の初心者が犯すようなミスによるものだった。
 本来対角線上を移動する「角」が通る道が空いていないにも関わらず、他の駒を飛び越えて進めてしまった、というものである。

 石橋は今、女流将棋の世界で最強と見られている棋士である。
 なぜ、こんなことが、と驚いた。

 女流王位戦の主催団体の一つは北海道新聞社である。道新の今日の夕刊に、この時の現場取材を基にした記事が大きく掲載された。といっても、対局直後、しかも世紀の大チョンボをした後というわけで、対戦相手だった清水(師匠でもある、師弟対決なのだ)も含め、二人の口は重かったようだ。
 しかし、それでも記者は、石橋から、心の動きを示す言葉を聞き出すこと成功している。

 石橋は「攻めあぐねて。最後の手は…錯覚でした」と言ったという。
 ブログにも同様のことが書いてあった。

さて、あれからしばらく時間が立ちました。冷静になって振り返ってみると、最後の反則は「自分勝手な思い込みから来る錯覚」としかいいようがありません。その前にやや優勢な局面で、攻めあぐねて、決め損なってしまったことにも遠因はあると思います。

 今回の対局は、最初から終始攻め続け、土壇場で、「錯覚」の手が出たというわけだが、結局、攻め続けている時にこそ心にすきが生じるという、古今東西言われ続けてきた戒めを思い出させる。
 また、相手が師である清水であるということも、攻めあぐねる石橋に重くのしかかったのかも知れない。
 人間というのはおもしろいものだ。その世界の頂点を極めたものですら、極めて「人間的」なのだ。

 それにしても、「攻めあぐねる」とは、なんとまあ、イメージを喚起する言葉なのだろう。
 「攻めあぐねる」というのは、「攻める」という極めて視覚的で重量を感じさせる表現をベースにしているにも関わらず、実際には、全て、心中の問題なのである。
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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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