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2017-08

教師教育メールマガジン19号、大和信治さんです! - 2017.08.29 Tue

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メールマガジン「教師教育を考える会」19号
         2017年8月29日発行
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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人生いろいろ 先生もいろいろ
子どもだっていろいろ 人間だもの
 EDUPEDIA編集部/NPO法人Teach For Japan外部講師
大和 信治
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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 第19号は、全国の先生・教員志望の学生を支援するWEBサイトや研修会
を精力的に運営する大和信治さんです。TFJが各地に派遣するフェロー(教
員)をメンターとして支援する活動も行っています。    (石川 晋)
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──はじめに

 小学生の頃から教育に関心を持ち、「学校の先生になって、たくさん勉
強して、先生の先生になりたい!」と子どもながらに思っていました。大
学卒業後に小学校の教員を3年間勤め、今は先生の支援や研修に関わって
います。
 「たくさん勉強して」が抜けているため、分不相応かもしれませんが、
一生懸命です。

 小さい頃から思っていた道を進んでいることに対する不思議な感覚と、
思っていたからこうなっているのかな、という感覚が混ざっています。

 今回は、活動をしながら考えていることを書かせて頂きました。
 まとまったものではありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。


──無意識の押し付け

 小学校を退職後、NPO法人Teach For Japanの外部講師として、D先生
(小学校担任1年目)の支援に携わることになりました。
 しかし、初めの数カ月、うまく意思疎通が出来ていないように感じてい
ました。
 ある日、その違和感がハッキリしました。
 D先生は「子ども同士の関わり(学級経営)」、私は「学習の楽しさ
(授業)」を特に大事にしていたのです。

 話し合いの中で、私は自分が大事だと考えているものを、無意識に相手
に押し付けていたのだと思います。
 それから、私は「自分がどうしてきたか」よりも、「相手がどうしたい
のか」ということに関心を持つようになりました。

──発見1-ビジョンと生き方

 その後、いろいろな先生と出会い、「この先生は何を大事にしているの
か」を知ろうとする中で気づいたことが二つあります。

 一つ目は、先生の学校での振る舞いや授業・指導スタイルには、次のよ
うな「ビジョン」が大きく影響している、ということです。

 1 子どもに、何を大切にしてほしいのか(子どもへの願い)
 2 自分は、何を大切に生きているのか(生きていきたいか)

 1は「先生・教育者」として志望理由に近いです。
 2は先生としてではなく、その人の生き方に大きく関わっています。本
人も無意識の原体験が大きく影響していることもあります。


──発見2-ビジョンと特性の不一致

 二つ目は、ビジョンと「自分の特性」がずれていると、学校生活がぎこ
ちなくなるのでは?ということです。

 自分の特性とは、その人の思考や言動の癖、感情レベルの好き嫌い、な
どです。
 そこには、その人にとって快適な無意識のパターンがあるように感じま
す。

 次のような場合は、ビジョンと特性がずれている、と考えられます。

(人との関わりについて)
ビジョン1:人の意見を大事にしよう(相手を思いやる)
ビジョン2:お互いを尊重しあう(自他の尊重)
本人の特性:反対意見を言われると、イラっとする(自分の殻に閉じこも
る)

 しかし、これらがズレているからといって、必ずうまくいかないという
ことはありません。

 大事なのは、上の3つについて「自覚的」であること、だと思います。
 そうすれば、ズレを埋めていくことが出来るかもしれません。

 上の例ですと、
1、自分がお互いを尊重できる人間に近づく
2、「先生は自分の考えを反対されるとイラッとするんだけど、相手のこ
とも大事にしたいと思うんだよ」というように話す
などが考えられます。

 また、自分のビジョンだけでなく、子ども(やその周りの大人・環境)
のビジョンや特性も知ることができれば、お互いの理解が進むでしょう。
自分の目指すものが独りよがりにならず、みんなでゴールを調整しながら
進んでいけると良いなと思います。


──枠組みを活用する

 自分の特性を自覚するには、性格診断(心理学)など、一定の枠組みに
 自分を当てはめることが有効です。
 今は、いろいろな先生の授業をみながら「この方は性格診断ではこのタ
イプかも」と勝手に予想してしまいます。

 私自身は、初対面の方に職業を当ててもらいます。
 そして、なぜそう思ったのかを聞いて、自分の考え方や振る舞いを
フィードバックしてもらうこともあります。

 また、うまくいっている先生のビジョンや特性、資質を知ることも重要
でしょう。
 「よい教師の条件、資質・能力」(教育学)というものがありますが、
その全てをクリアする先生を目指すことは、現実的とは思えません。
(学習指導要領の全教科・観点でA評価の子どもは、日本にいるのでしょ
うか。)
(そして、そのような子どもを育てることが、先生の役割なのでしょう
か。)

 それよりも、教員のステージに応じた重点能力や、先ほどのビジョンや
特性と関連させて、その先生が特に高めるとよい(高めたい)能力向上に
注力する方が効果的だと思います。
 それがどのようなものなのか、先生方と関わりながら探しています。

 ビジョンも特性も、組み合わせは無限にあります。
 自分一人の経験よりも、科学的に有効だと言われているものを活用した
方が、お互いが自分に閉じこもらず考えられます。

──多様性

 今まで書いてきたような視点で先生方と関わる中で、一層重要に思えて
きたのが「多様性」です。

 教育の目的が、「子どもや自他の幸せ」という同じ目的であっても、そ
れを実現する方法は無限にあるでしょう。
 人によって、幸せの形もさまざまです。

 相手の幸せに寄り添うことが出来れば、自分の知らない幸せに気付けま
す。
 感情も同じです。

 そして、人生はより豊かになります。
 だから、私は自分にはない多様性(異)を知ることが好きなのかもしれ
ません。

 現在、社会人スタッフとして活動しているEDUPEDIAは「多様性の尊重」
を大事にする教育webメディアです。
 いろいろな教育関係の方へ取材させて頂いていますが、お話を伺いなが
ら、小説を読むような楽しみを感じています。

 また、事務局としてお手伝いした「未来の先生展」(8月26.27日)で
は、国や立場、領域を超えた多様な人・教育実践が集まりました。

 日本中の多種多様な活動が、政策という型にどう繋がっていくのか。
 先のみえない未来と教育と、人の多様性に惹かれ、活動しています。

──おわりに

 思うままに書きましたが、お読み頂きありがとうございました。
 自分の活動について改めて考える機会を頂いたことにも感謝していま
す。

 子どもも先生も、人間はさまざま。
 でも、生きられる人生は自分だけ。
 少しでも多くの生に触れたくて、これからも異と共に生きていきたいで
す。
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 大和さんが、EDUPEDIAやTeach For Japanの活動を通して、様々な先生
方と関わる中での、今の実感や気づきの「現在地」を誠実に書いていただ
けたなと感じます。私が大和さんと同じような20代後半から30代前半
にかけての頃、私自身は、どんなことを考えながら教壇に立っていたのか
なあと、振り返りながら読ませていただきました。
 また、私も、様々な先生方の教室に入り、先生方の実践の支援をするこ
とが多いのですが、現場教員の成長を促す支援の在り方のついて、自分の
ことを重ねながら読み進めました。

新たに後藤健夫さん(教育ジャーナリスト)にご執筆をいただけること
になりました。11月17日金曜日を予定しています。
 次号は、9月1日金曜日。荒木寿友さん(立命館大学教職大学院)で
す。学内での活動にとどまらず、ミャンマーでの教育支援など、幅広い活
動を続けておられる方です。
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メールマガジン「教師教育を考える会」
19号(読者数2490)2017年8月29日発行
編集長:石川晋(zvn06113@nifty.com)
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(まぐまぐ:教師教育を考える会)
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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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