fc2ブログ
topimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimage

2011-09

豪雨 - 2011.09.05 Mon

 修学旅行は、今週実施という案もあった。
 この大雨である。
 この日程だったら大変だったろう。

 またたくさん人が亡くなってしまった。
 北海道のこの後の雨も心配だ。

 閖上中学校の特集をNHKで見た。
 同じ学年の子どもたちと毎日を過ごしているからだろう。胸がしめつけられた。

 今日はもう寝よう。
スポンサーサイト



4日間の休暇…修学旅行の代休 - 2011.09.05 Mon

 修学旅行は日曜日出発。さらに通常の疲労回復休暇と合わせ、木曜日と金曜日はお休み。
 さらに土日曜日で4連休だった。

 ただ現実には、全ての日、出勤することになった。
 明日の(もう今日か)月曜日は実は前期期末テスト。その関係で、前三日間は部活動停止。土曜日も日曜日も、ほぼ一人きりで学校にいた。

 ぼくの仕事のペースは、自分で言うのもなんだが独特である。
 ぼくが堀くんのように、時間設計をして、仕事をこなしていく人だと思っている人もいるようだが、それは全然違っている。たしかにぼくは仕事のスピード、処理の能力はそれに従事している時間を考えるととても速い。しかし、仕事にとりかかるまでがえらく長い。自分ではその長い時間は、準備の時間だと考えて、のんきに構えているので、始末に負えぬ蛮族ということになる。

 それでも、修学旅行中は、深夜廊下で、毎日の生徒の様子のメモをひたすらPCに打ち込んだ。これはいつもの旅行通りだが、もう若くない。たぶんこれが最後になるのではないかと思いながら書いていた。
 これを木曜日と金曜日、学校に出て一心不乱に書き足し、写真を入れ、構成し、出来上がった枚数は39号。文字数は20000字くらいなので、原稿用紙50枚が最終分量である。
 木金曜日に印刷帳合まで完了。
 その後今度は、期末テストづくり。これは結局今日の夜までかかり、先ほど学校へ行って印刷してきた。
 珍しく学校のカギをここしばらくは預かっている。要するに仕事がたまっているのだ。

 今週は文化祭準備もゆるゆるとはじまっていく。
 金曜日には、全道図書館研の授業もある。
 こりゃあ大変だな。

 実は某出版社から依頼があった出版の話が、その後先方の様々な都合など紆余曲折を経て本決まりになり、この夏休み中、一所懸命向き合って書いていた。国語に特化した原稿で、ぼくが今取り組んでいることの全貌は、その枠組みからあふれてしまうが、たぶん、今これまでの仕事をまとめる形で、一度束ねておくことがいいのだと、思って書いていた。

 今日全ての原稿をとにかく書きあげた。まだ誤字などチェックが必要だが、とにかく書きあげた。
 これまで頑なに拒んできた単著を、どうしても出さねばなるまいと考えた。ぼくも腹をくくらねばならない。
 震災後、ぼくらの国は待ったなしで、これまでと違うことを本気で創り上げていかねばならない。学校教育も、間違いなくそうだと思う。そうだと思っている人はたくさんいるはずで、たくさんの声を結集せねばならないはずなのだ。気がつき始めた人が、本気で取り組むしかないのだ。

 ぼくにとって初めての単著が、たぶん出ることになる。

★学びのしかけプロジェクトメールマガジン135号 山田将由さん「期間限定的ワークショップの実践」 - 2011.09.05 Mon

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
                135号 2011年9月4日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
★目次★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.期間限定的ワークショップの実践
           「ワークショップ」編集委員
                横浜市・公立小学校教諭 山田 将由
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ワークショップチームから、山田将由さんです。「ワークショップ型授
業」をどのようなサイクル、スパンで実施するか。提案性の高いご論考で
す。                         (石川 晋)
------------------------------------------------------------------
1.期間限定的ワークショップの実践
           「ワークショップ」編集委員
                横浜市・公立小学校教諭 山田 将由
------------------------------------------------------------------
 ワークショップ型授業は時間的な枠組みで大きく2つに分けることがで
きます。1つは、1時間を単位とする「単発的ワークショップ型授業」。
もう1つは、年間を通して実施する「継続的ワークショップ型授業」です。
 前者は、『ワークショップ型授業で国語が変わる 小学校─夢中で学べ
る楽しい授業プラン15』(上條 晴夫 図書文化社)、『学校グループワ
ーク・トレーニング』(日本学校GWT研究会 遊戯社)等教育書や教育雑
誌で紹介されており、普段の授業の活性化や、学級経営の初期段階に主に
活用されています。後者は、ライティングワークショップやリーディング
ワークショップや、グループミッションなどがあり、学級づくり、授業づ
くりの一つの指針として主に活用されています。

 現在私は、この「単発的」と「継続的」の中間に位置する「期間限定的
ワークショップ型授業」に注目しています。期間限定的ワークショップ型
授業とは、一定の期間に集中的に行うワークショップ型授業のことです。

 期間限定的ワークショップ型授業の具体的な実践例として、「スパイ大
作戦」を紹介します。

<スパイ大作戦>
 1、児童数分の数字が書かれた紙を用意する。
 2、それぞれが紙をひく。
 3、自分の出席番号と同じ数字をひいた場合は、ひきなおし。
 4、全員が自分の出席番号と違う数字をひいた場合は、数字の横に自分
   の名前を書く。
   (数字・・・スパイされる人、名前・・・スパイする人となる)
 5、数字と学級名簿の出席番号を照会し、数字の人を覚える。
 6、数字と自分の名前が書いてある紙は先生に提出する。(紙は先生が
   管理)
 7、一定の期間(2~4週間)、自分のひいた数字の人の「良いところ」、
   「がんばっているところ」を調査(スパイ)する。
 8、一定の期間終了後、調査したことをレポートにしてまとめる。
 9、レポートを本人に渡す。
 10、感想を交流する。

<活動を行う上での3つのポイント>
 1、良さを見つける練習を行う。
  スパイ大作戦は、個人での活動になります。急に、良いところ探し(
 スパイ)をしてくださいといっても、難しい場合があります。席替えの
 時に班のメンバーに手紙を書く、帰りの会に認め合う時間を設定するな
 ど、類似した経験をしておくとスムーズにスパイができます。

 2、中間レポートを書く。
  スパイをして情報が手に入ったとしても、いざ書くときには、あやふ
 やになったり、忘れてしまったりする場合があります。そこで、間に中
 間レポートを書く時間を設定します。この時間は、うっかりスパイする
 ことを忘れていた児童も、スパイ活動を再開させるきっかけにもなりま
 す。

 3、スパイする期間を選ぶ。
  9月1日から30日までといった月別の期間よりも、運動会や修学旅
 行など体験的な行事の期間に合わせます。理由は、活躍する機会が多く
 設定されており、子ども同士が関わる機会も多くあるからです。また、
 自分以外の友達の活動も気にすることで視野を広くもてることや、見ら
 れているかもしれないというある種の緊張から、活動の質が高まるとい
 った効果も期待できます。

<子どもたちの感想>
・相手にバレないようにスパイしていて、ワクワクした。最後までバレな
 いでスパイすることができたことがうれしかった。
・気がつくと、友達の行動を目で追うようになっていました。友達のこと
 をじっくりと観察したのは初めてでしたが、新しい発見があり楽しかっ
 たです。
・Aさんは、いつも笑顔でいた。自分もAさんのようにいつも笑顔でいたと
 思った。
・Bさんは、授業中に手を挙げたり、実行委員に立候補してマスコットを
 考えたり、いろいろなことに挑戦してすごいと思いました。どうしてそ
 んなにいろいろなことに挑戦できるんだろうと思いました。
・最初は、男子でいやなだなと思ったけど、ソーランを一生懸命がんばっ
 ていてすごいと思った。友達のよさに気付けてよかった。
・誰にスパイされているかドキドキした。
・調査用紙を受け取ったときは、恥ずかしいけどうれしかった。

<良さ>
 ワークショップ型授業の特徴は、「体験から学ぶ」ということです。知
識だけでなく、体験を通すことで学びを深めることができます。
 例えば、グループが固定されている状態でコミュニケーションを学ぶ際、
 「男女仲良くしましょう。」「普段話したことがない人とも話しましょ
う。」と何度語りかけても、語るだけでは、仲が良くなること、話しかけ
ることは難しいように思います。活動の場を設定することで「男子と話し
てみたら、意外と話せた。」「好きなものや趣味が同じで盛り上がった。」
という体験ができるようにします。体験を通して「できた」「楽しかった」
という事実を重ねることで現実を変えていくことができるようになります。
 このスパイ大作戦では、最後に報告書を仕上げるというゴールがありま
す。そのゴールに向けて、活動を続けます。書くためには、見ることが必
要です。見ることで、自らの発見として友達のよさを学ぶことができます。
児童同士を結ぶ人間関係の線が増えたり、太くなったりします。

 期間を限定して取り組むことは一つの学びのしかけとなります。短期集
中の期間的なものは、意欲をもって学習を進められるようです。集中して
連続して行う経験は成長も期待できます。限定された日数で盛り上がり、
高め合うワールドカップ期間のようなイメージです。

 ワークショップ型授業を単発的なもの、継続的なもの、期間限定的なも
のとタイプの違うものとして意識をすること。そして、それらの特徴を意
識した上で組み合わせること。このことで学習活動が豊かになり、学校生
活がより充実してくると考えています。

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
------------------------------------------------------------------
【編集後記】
------------------------------------------------------------------
 「期間を限定して取り組むことは一つの学びのしかけとなります」とい
う山田さんの指摘、なるほど、と思いました。今回のご論考は、そうした
提案のおもしろさとともに、「スパイ大作戦」というアクティビティのお
もしろさにも大変惹かれました。これ、中学校3年生でもできるかな、と
夢想していました。
 「単発型」「継続型」という分類自体には、大いに検討の余地もあると
考えます。ワークショップ型授業は、「同趣の活動を繰り返し行うことで
腑に落ちる学びを生む」ものですから、山田さんがおっしゃる「単発型」
というのは、そもそも「単発」で効果があがることを前提としていないと
いう点で違和感もあります。いくつもの小さなサイズのワークショップ型
授業を組み合わせる(構成)するというのが、本来的な実施の形かなと考
えました。「手軽さ」というのは、主には授業者にとっての「手軽さ」で
しょうから、「教えやすさ」「学びやすさ」の議論にひきつけて捉えなお
してみる必要もあると考えます。

 次号火曜日は、阿部隆幸さんです。ハイブリッドチームです。どうぞ
お楽しみに!
==================================================================
メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第135号(読者数1751) 2011年9月4日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
twitterはこちら⇒ http://twitter.com/#!/gbc02527
編集部ではチームに分かれてMLによって原稿検討を行っています。本
メールマガジンの記事を読んでいただいた率直なご意見・ご感想をいただ
けると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたい
と考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html
==================================================================

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター

最新記事

プロフィール

石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

月別アーカイブ

最新コメント

カテゴリ

未分類 (53)
教育 (2236)
音楽 (271)
雑記 (343)
映画 (17)
読書 (32)
美術 (15)
研究会等 (10)
自然保護 (9)
CD&DVD (0)
育児 (30)
自然 (82)
対話 (7)
思考 (38)
演劇 (5)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード