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2017-08

【アートその5 ジャコメッティ展 国立新美術館】 - 2017.08.15 Tue

 ジャコメッティを観る。
 ジャコメッティの作品を観るという行為はなんだか、どうしようもない気持ちになる・・・「ジャコメッティを観る」のが申し訳ないと思える。

 ぼくは、凡庸なので、ジャコメッティのように見ることに執着できない。でも、ジャコメッティのように世界が見えていなくて(見えなくならなくて)、幸せだと思える。

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 対象への執着というのは、生への執着そのものだなと思う。
 何物でもいいけれど、対象への執着がなくなった時に、人はもういなくなってもいいかなと思うのかも知れないね。

 8月14日。

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【アートその3 Bunkamura ザ・ミュージアム ソール・ライター展】 - 2017.05.08 Mon

 5月7日。
 たしかにいくつかのファッション雑誌などの表紙で、この人の作品は見た記憶がある。それと知らずに。
 ソ-ル・ライターは、衝撃的だった。
 この人は、世界を隙間から、もしくは、何か越しに見る人(にしか見ない人)なのだ。

 また、自分が暮らした小さな世界からほとんど出ず、その場所から垣間見る人なのだ。

 あまりにも衝撃的で、久しぶりに図録を買う。
 じっくり見なおそう。
 これまでたくさん見て来た写真展の中でも、圧倒圧巻であった。

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【アートその1 草間彌生「わが永遠の魂」展 新国立博物館】 - 2017.05.01 Mon

 連休前半、といっても、今年は普通の土日曜日に過ぎないわけだが。
 ぼくもいくつか、少しずつ活動をはじめた。
 4月30日。新国立美術館。草間彌生。

 草間をまとまった形で観るのは、2003年の釧路芸術館、2005年の札幌芸術の森と六本木ヒルズ森美術館以来なので、気付けば10年だ・・・。

 この10年、草間の市民レベルでの評価と認知度とは、大きく変化した。
 田中康夫が長野で知事をしていた時期に草間に県民栄誉賞を授与する「ハプニング」があった頃から、草間の作品には、初期から80年代前半までの作品にあふれていた陰鬱で小暗い女性の体内に入り込んでいくような居心地の悪さは急速に影を潜めていき、代わりにもともと持ち合わせていたポップで軽妙で洒脱な雰囲気が思い切り表に出てきたように思う。

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 今回の作品展は、当然彼女の仕事の「回顧展」としての意味合いも持ち、何度か見たハプニング映像や水玉強迫の映像も展示されていたのだが、その印象は薄く、草間作品が彼女の人生の最後の時期を迎えて、急激にポジティブなアイコンになって来ているんだなということを再認識した。
 これはこれでとてもいい、と思う。おしゃれに着飾った女の子たちが、彼女のソフトスカルプチャー(作品)の前で、ポーズを撮って写真を撮る。おじさんはなんだか遠い宇宙に来てしまったような気がしたよ。

 今回は音声ガイドを聴きながらがとても楽しかった。何しろ彼女のインタビュー音声や、詩や散文の朗読がある。これはおすすめだ。
 それにしても、また観たい、彼女の最後の最後まで。

盛本学史さんから、今年の絵が届けられる - 2015.12.09 Wed

 盛本さんから、今年の絵が届けられた。
 魚。
 見ながら、この魚は、ぼくだ、と思う。
 そういう風に、例えば、見た絵に自分の姿を重ねたりすることはほぼないのだが・・・盛本さん、この魚は、ぼくだね。

IMG_4407.jpg


ニッポンのマンガ*アニメ*ゲームfrom1989展 - 2015.08.30 Sun

1989年という年がこの企画展のスタートに据えられているのは、その年の2月に手塚が亡くなった、そこを起点にしたからである。無論1989年は、1月に天皇が崩御した年、つまり昭和の終りの年でもある。

それらのこと以上にぼくをこの展覧会が引きつけたのは、1989年がぼくが教員としてスタートを切った年だからだ。ぼくが教員として歩んできた年月を、マンガ、アニメ、ゲームの歴史と重ね合わせて見ていくとどんなことが見えてくるのだろうか、そういうことを考えてしまうに決まっている展覧会だったのである。

展示の仕方は、いくつかのテーマに分けたコーナー型展示を取りつつも、概ね通史的歴史的になぞることも可能な形で準備されたもの。全部で8つのチャプターに分けられている。
1.現代のヒーロー&ヒロイン
2.テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現
3.ネット社会が生み出したもの
4.出会う、集まる―「場」としてのゲーム
5.キャラクターが生きる=「世界」
6.交差する「日常」と「非日常」
7.現実とのリンク
8.作り手の「手業」
 また、必要最小限程度の参加ブースもあり、楽しい。

 ジブリ作品やワンピース、ドラゴンボールなどが意図的に排除されることで、サブカルチャーの展覧会としての色合いをはっきりと打ち出すものになっていたが、ぼくは展示の全容を見て納得にくものだった。それにしても、マンガは決してよき読者ではなく、ゲームは意図的意識的に参加を拒否してきたぼくでさえ、この四半世紀と向き合う時、この三ジャンルが融合する「日常」を生きてきたというしかないと思える。それほどまでにいくつかの作品はぼくのこの25年を語る中でも切実な作品であったというしかない。
 実に見応えのある情報量の多い展示だった。

 批評・論評の言葉を見つけるためにしばらくの時間を要しそうな、ぼくにとっては、そういう展示であった。


 明日で終わり。その後は兵庫で巡回展示。
 国書刊行会から、公式解説集販売。
http://www.amazon.co.jp/dp/4336059357/

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Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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