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2017-07

堀裕嗣『国語科授業づくり10の原理・100の言語技術 義務教育で培う国語学力』 - 2016.04.25 Mon

今日のコンサートの最後は威風堂々1番で、それで堀 裕嗣 くんからいただいた本の感想をまだ書いていないのを思い出した。
堀くんが長い時間をかけて実践の現場に学究的なアプローチを繰り返し、さらに優先順位とリーダブルさとを念頭に置きつつ精査を重ねた彼しか書けない本だった。彼の仕事はいつもぼく自身の仕事を鏡のように照射してくれ、ぼくにはできないことを見せてくれる。ありがたいことだ。
「言語技術」と「言語感覚」を分けて考える、とか、しれっと書いているが、ああ、と本当のところ、ひざを打てる人は、どのくらいいるんだろうか。
一読して思ったのは、この執筆は、楽しくて、そして大変だっただろうなということだった。読みながらこれもこれも取り上げるんだな、ということと、ああ、あれやこれやは削るんだなということの「間」のことだった。
堀くんは、これを現場で、楽しみ、苦しみ、本当は使命感とかなく(笑)、何年も取り組んできたものと思う。学究的とは、本来めちゃめちゃ「苦し楽しい」ことなのだ。子どもたちもその堀くんの「苦し楽しさ」を共有する戦友でもあったに違いない。
しかしこの本は、残念ながら、その「苦し楽しさ」つまり、この本の本質は共有できずに広まっていくことも覚悟せねばならんのだろう。早速購入したたくさんの教員の、そのうちの多くは、これをみんな子どもたちに教えて行かなきゃと、使命感に燃えるのだろうか。「ハハハ、技術として抽出するとこんな風になるのか、実に上手にまとめるなあ、おれはこんな馬鹿馬鹿しいことは教室では教えないよ」とカラカラと笑いながら、この本をプラットホームにして学究的に、つまり、苦し楽しく活用してくれることを、著者自身が何よりも楽しみにしているのだろうが・・・なかなかそんな風には享受共有してもらえないのだろうなあと思う。
堀くんは、次は、切り分けた言語感覚の向こうへと、旅立っていくのだろうか。それは文学教育や生活単元学習(的作文)にも近しい世界なのだろうか。彼の命が尽きなければ、10年先に、その感覚を彼なりに言語化し切る著作が登場するのだろう。
まだ、もう少し、死なないで頑張れ(笑)。
さて、ぼくは堀くんには書けない本を書くことにしよう。書けるかな 苦笑。

国語科授業づくり10の原理・100の言語技術 義務教育で培う国語学力
堀 裕嗣
明治図書出版
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新年度読む本 - 2013.03.30 Sat

 新年度、子どもたちと何を読もうか。
 そう思っていて、気が付いたらぐっしゃぐっしゃの本の部屋にうずくまって本を読んでいた。
 升井おねえさまの『シャインロード』(講談社)。
 ラストまでの十数ページ。いいね、とってもいい。
 前はそんな風におもわんかったのに。
 今日の春の日が差し込む一日がいいのかな。

シャインロードシャインロード
(2012/06/20)
升井 純子

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 一つは決まった気がする。
 おねえさまには、きっと学校にも来てもらおう。

加藤千恵の新作2つ - 2013.03.15 Fri

 卒業式にぴったりの二作品が前後して発刊になっている。
 加藤得意の短編集。
 本人は長編を書きたいと思っているのかも知れないし、いつかそういう日も来るかもしれないが、加藤の資質は短編に向くのでは、と思う。
 もっともこれまでも、短歌より詩がいいのではと思ったり、小説は向かないのではと思ったりしたぼくの見立てをその都度飛び越えていった書き手なので、またそのうちうれしい形で思いこみの壁に穴を開けられる日がくるのかも知れない。

卒業するわたしたち卒業するわたしたち
(2013/02/13)
加藤 千恵

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 まさに卒業のシーズンにぴったりの新作。彼女は本当に上手な書き手になった。きっとそのうち大きな受賞に恵まれる日がくるだろう。

春へつづく (teens' best selections)春へつづく (teens' best selections)
(2013/03/13)
加藤 千恵

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『北海道児童文学』同人誌評脱稿 - 2013.02.03 Sun

 この仕事を升井純子さんから頼まれて3年目になる。おねえさまのお願いでは断れない。
 だが、道内の同人誌をとにかく読むという作業(というと書き手に申し訳ないのだが)は、ぼく自身が今を考えるためにはとても役に立っている。
 今年も10数冊の同人誌を読み切り、評を先ほど書きあげた。
 途中地震があり、大きな揺れに驚いたが、とにかく書きあげた。

 北海道文学と呼ばれるジャンルがかつて存在していた。しかし、この3年同人誌評を読みながら、そういうものはもうどこにも無くなってしまったのだなとはっきりと思う。そして、その問題と一度はしっかり格闘しなければならないなあと思い始めている。

 さあ、明日は授業づくりネットワーク春号の原稿。そして、春までにどうしても書きあげておきたい本の原稿がその後スタートである。

ベルリオーズ:イタリアのハロルドベルリオーズ:イタリアのハロルド
(2010/12/22)
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KAI Vol.18 特集「森と暮らしたい」 - 2013.01.24 Thu

KAI(ノーザンクロス)の最新号。
KAI18.jpg


「森と暮らしたい」の特集。
メインは下川町への取材。
とてもおもしろい企画。

下川のカーボンオフセットの話には、坂本龍一も関わったりして、全国的な知名度をあげた。だけど、下川は一方であのサンルダム建設をどこまでも推進し、まさにサクラマスが降海して遡上するサイクルの息の根を止めようとしている町でもある。森林保全活用と、サンルダム建設との整合性はどのようにも説明されない、それが現実。

突哨山のミニ特集も。あの山の保全運動に関わった後、既にもっと若い世代へのバトンタッチが進んでいるということを知ってうれしくなる。自然との協調を目指す運動も倒木更新だ。

しかし、それなら、やはり徳村彰さんの仕事を紹介してほしいなあと思う。滝西に、ぼくは何年行ってないだろう。またあの山の中へ出かけて行って、ひさしぶりに徳村さんに会いたいなあと思う。

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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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