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2018-09

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ドラえもん雑感 - 2018.03.18 Sun

 たくさん人が入っていた、ドラえもん。
 平成ドラえもんの成功の一つは、疑問への丁寧な説明にあると思う。
 冒頭から、なぜ、今回はタケコプターじゃないのか、どこでもドアじゃないのか、そういう説明が入る。だが、ファンタジーだからこそ、設定の精緻さが求められるってことを、作り手側はよくわかっている。その冒頭で客を納得させられれば、後半は畳みかける勢いで押し切れることも知っている。これって、「走れメロス」で太宰が採ってる戦略と同じだよな 笑

P_20180318_093933_vHDR_On.jpg

 最初って肝心なんだ。黄金の三日間とか、いろいろ言われてきたけれど、結局一周して、やっぱり最初が大切なことは間違いないことなんだよな、と思う。


 
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【今年の映画10本目★★★☆☆ 斉木楠雄のΨ難 2017.10.30 OSシネマズミント神戸】 - 2017.10.29 Sun

 B級コメディを見て、腐った笑いを連発したいという願いを、徹底して叶えてくれる映画だった。
 多分、原作にある程度忠実なのだろうと思う。ただ、福田雄一演出ということでいえば、もっと設定残してオリジナルのぶっとびのストーリーでもいいなあと思った。
 客はまだら、後ろの客が途中大イビキを掻いて寝たのも、この映画に期待したシチュエーションそのものだった。

P_20171029_205227.jpg

 福田さんの作品って、妖怪ウォッチみたいだなあと思う。
 というか、ぼくらの世代のアートクリエイターが直面せざるを得ない、引用や既視感や、そういうものを前提として創り上げていく現実と、誠実に向き合っていると思う。妖怪ウォッチ映画版の初期作品が、まさにそういう作品だと、ぼくは思っていたので、今回この作品を観て、福田さんの世界に感じていたものが少し自分なりに言語化できそうだ、と。

 橋本環奈、いいね。新境地という感じだ。

【今年の映画9本目★★★★☆スターナイト・ヒーリング 〜星に包まれた森〜】 - 2017.09.19 Tue

コニカミノルタプラネタリウム“満天” in Sunshine City(池袋)
スターナイト・ヒーリング 〜星に包まれた森〜  2017/09/18

ここは二度目。連休の最終日の夜。少し空席もあった。

planetarium-star-night01.jpg

これ行ってみるまで全くわかっていなかったのだが、屋久島がテーマだった。
屋久島の山中で観る星空というのがコンセプト。
屋久島の森も、宇宙のようなものだよなと思う。プラネタリウムの星を見ながら考えていたことは、北海道の田舎の星空のことだった。
屋久島と四季折々の星空とを重ねて詩的に解説していく、それなりによくできたプログラムだった。
長谷川博己の声がいい。しかも彼が一本調子なのも、プラネタリウム向きだ。途中で眠りたくなる。プラネタリウムは、眠る場所だ。

【今年の映画8本目★★★☆☆ なよろ市立天文台きたすばる プラネタリウム「ほしみるおじさん みぢかなうちゅうのおはなし」 - 2017.09.12 Tue

 きたすばるは、初めてきた。
 14時の投影に間に合うように天文台に入り、国内では一般の観察が可能な天体望遠鏡としては二番目の大きさだという望遠鏡の説明を受ける。
 今日はぼくら二名しかいない。プラネタリウムに入ると、係の人が今日はお客さんたちしかいないので、プログラムを選択していただいていいですよ、と言われる。本当は大人向けの少し長めのプログラムが予定されていて、心配だったので、子ども用プログラム「ほしみるおじさん みぢかなうちゅうのおはなし」を当然選択した。
P_20170912_143404 - コピー

 これは、同名の絵本をモデルにしている作品のようだが、プラネタリウム特有の巨大球体スクリーンと、サラウンドがここちよい。
 星のことは、地球を起点とした宇宙の広がりを説明するもので、ちょっと物足りないが、でも、プラネタリウムスクリーンでの新たな表現を追究する昨今の流れは、とても可能性のあるおもしろいアプローチだなと、改めて思う。
 過不足ないナレーション、聴き心地のよいアフレコ、気持ちの良い空間だった。

 暗闇をこわがり、プラネタリウムこわいから帰ろうかなという連れの声を聴いて、プログラム選択させてくれた係の人、ありがとう。


【今年の映画7本目★★★★★ ゆきゆきて神軍】 - 2017.08.15 Tue

 かつて、旭川映画村で、原一男の映画群に出会ったとき、ぼくは、原のドキュメンタリーへの覚悟にたじろいだ。もっとも、ゆきゆきて神軍でいえば、スクリーンいっぱいにあふれる奥崎の圧倒的な存在感に、飲み込まれるような感覚だけが残った。
 20数年の時を隔ててみたこの映画は、あの戦争の問題と向き合うことなく72年の時を過ごしてしまった私たちの社会を痛撃する。それは作品が創られた戦後30数年の時期以上の重みと切実さをもって、今、痛撃する、そういう作品であった。しかも、制御不能の奥崎を、リスペクトをもって制御する原の卓越した手腕が見えて(かつては見えなかった)、かつてとは違った意味で身震いするほど感動した。

 終演後の映画史研究家の春日太一さんと監督とのトークは秀逸。トークゲストはそうそうたるメンバーで、選ぶのに迷ったのだが、春日さんは作品の構造を丁寧にしかしリスペクトを持って聞き手に徹してあぶり出し、抜群。期せずして、作品作りの段階から原監督が考えていたことを、くっきりとあぶりだしたと言える。この回を選んでよかった。

 それにしてもすごい映画。こうして、今、この作品をなんとか上映することはできた。でも、今同じように創ることは可能だろうか。
 来春公開の十数年ぶりの原作品が楽しみだ。
P_20170814_233044_NT.jpg

P_20170814_201618.jpg

 ドキュメントは、違和感とリスペクトがセットの場所で成立するとわかった。
 対談や鼎談で、ぼくがしばしば感じてきたことと似ているなあと思う。

 8月14日。20時過ぎから、渋谷アップリンク。

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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
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ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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