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2017-04

【桜が散る日のフォーレ】 - 2017.04.12 Wed

 昨日は東京は冷たい雨と風の一日だった。テレビでは真冬並みと形容する天気だったが、東京の真冬とは、こんな感じなのだろうか。
 真冬並みの寒空に咲く桜もまた風情があり、満開を過ぎて葉が出始めた桜を堪能した。といっても、寒く暗い一日で、どこかへ出かける気にもならず、家の周辺で少し買い物をする以外は、静かに部屋で過ごす。

 夜から朝にかけて、ティッサン=ヴァランタンの弾くフォーレのノクターンを聴いていた。一言一言、語り掛けてくるような演奏で、なんというか・・・うまく表現できないが、異彩を放つ名演だと思う。
 寒い夜に、ふさわしい。

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【コンサートその3 加藤訓子打楽器演奏会】 - 2017.04.02 Sun

 くにたち市民芸術小ホールで三日間加藤訓子(くにこ)プロデュースの若手育成のプログラムがあり、その最終日最終公演はご自身のステージである。約10年前に静岡県舞台芸術センターで行った公演の再演。宮城聰氏が演出したものの再演。
 加藤の名を知ったのはLinnレーベルからのライヒのアルバムだ。それ以前から、こうした活動を大きく展開していたことを、残念ながら知らなかった。
 それにしても東京は恐ろしい場所だ。こんな場末の小さなホールで、世界のトップレベルのパフォーマンスに普通に出会うことができる(お金さえあれば)。

 ステージは、多種多様なパーカッション関連楽器がステージに置かれ、それを、加藤がまさに肉体の限界を削るようにして叩き続けていく。パーカッションが、あらゆる楽器の中でもっともダンスに近い、と、改めて思う。宮城演出は、この加藤のパフォーマンスを櫛削っていく。舞台袖から不意に現れる黒い男が二人、最初は演奏の終りを見計らって遠慮がちに、やがて、加藤の演奏を追い立て奪い取るように、徐々に「表現」を侵食していく。最後の最後には全てを奪われた加藤が自らの身体と大地を叩き続けていく。

 人間にとっての表現とはどのように本質的なものだろうか。
 最初は遠慮がちに、やがて容赦なく、私たちの表現を奪い取っていく黒い男たちに、様々なものことの隠喩を見ることは、今や10年前以上に容易であろうと思う。

 それにしてもマリンバは、これほどまでに繊細な音も硬質な音も奏でられる楽器なのか。バッハ、そして、ライヒを思わせる反復音楽、加藤のパフォーマンスはそのほかの楽器演奏も含めて圧巻。圧巻の一時間半だった。

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 4月から何もなくフリーになった自分には、スタートを切るパフォーマンスとして、刺激的だった。
 目標も願いもはっきりとしたものは何もないが、ぼくは、ここにずうっと座っているわけではなく、厳しい現実に、一人の人間として自分の表現の可能性にきっちりと向かい合いながら歩こうと思う。

【コンサートその2】エリシュカ、札響 シューベルト、ブラームス - 2017.03.11 Sat

2017年3月11日。札幌・kitara

午後から札幌まで。 楽しみにしていた。キタラでは最後になってしまうかもしれないコンサート。 大好きなシューベルトの5番。特に2楽章が美しかった。

4楽章が始まる頃、ちょうど地震の時間だったと思う。シンプルに美しい時間だった。いろんな思いが去来する。

メインのブラームスの1番は大変な熱演。暖かく柔らかいが力強い。 この街も人もエリシュカを愛してやまず。エリシュカもまたこの街も人もオケも大好きなのだな。 幸せな出会いに立ち会えるということはこんなにも幸せなことなのだ

【コンサートその1】ライナー・ホーネックと名古屋フィルの四季 - 2017.02.10 Fri

2月10日。名古屋しらかわホール 四季がメイン。 ウィーンの典雅な四季。ところどころ新鮮な解釈も。後半はなんといっても、美しく青きドナウ。独特のリズム感を名フィルがよく表現して素晴らしい。力あるな名フィル。

【2016年アルバムベスト10】 - 2016.12.31 Sat

 3月で退職するということで、数千枚あったCDをとりあえず手際よく売り飛ばし、部屋からCDは例のオリコン一位のシングルCD以外は全部なくなりました。そのシングルCDの購入も、今週の水曜日発信のオリコンデータのシングル一位のCDを購入して、終了です。

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 例年はCDアルバムのベスト10を選びますが、今年は途中で買うのもやめてしまったので・・・そもそもCDというまとまった形で音楽を聴くという形自体が、もう10年も前からぼくらの国でも変わってしまっているわけで・・・。
 でも、今年が30年近く続けてきたアルバムベスト10の最後になるでしょうから、中途半端でも、自分の記録として残しておこうと思います。残念ながらラッドの新作は通して聴けていません。いつもなら購入して確実に聴いているところなのですが、入れられません。「君の名は。」はとてもいい映画でした。

1.tacica"HEAD ROOMS"
2.Bump of chicken"Butterflies"
3.アイドルネッサンス"アワーソングス"
4.スピッツ"醒めない"
5.宇多田ヒカル"Fantome"
6.矢井田瞳"TIME CLIP"
7.岡村靖幸"幸福"
8.little creatures"未知のアルバム"
9.Small Circle Of Friends"Silence"
10.小谷美紗子"MONSTER"
次点 中村一義"海賊盤"と、乃木坂46"それぞれの椅子"の二枚。

HEAD ROOMS
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tacica
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 一番聞いたのは小谷。しかしベスト盤なので。
 一位はスピッツでも宇多田でもバンプでもいいと思う。
 でも、一番気持ちの真ん中に響いたのは、tacicaだなあと思うので、出来栄えとか度外視して、一番気になったものをど真ん中に据えます。

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石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

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