topimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimagetopimage

2017-07

【演劇その3 (劇)ヤリナゲ 預言者Q太郎の一生】 - 2017.07.16 Sun

 7月15日土曜日。こまばアゴラ劇場。
 永井久喜さん、めちゃめちゃ素敵な女優さんでした。

 それで、ヤリナゲ初めて見ましたが、大変面白い脚本でした。越寛生さん、注目だな。テレビ的な表現と、身体性と、ぼくの中にもある、既に沁みついている感覚をあっちこっち揺さぶられるようなところはおもしろかった。

 若い劇団ならではの、過剰なネタの入れ込みも楽しい・・・でも、やや雑な感じもする・・・この辺りは悩ましいところだなあ。

 劇団って、意識してか、無意識か、だんだん役者たちのキャラが定まってきて、そのキャラの強さに知らず知らずよりかかっていくってことがあるものだろう。ヤリナゲ、キャラの強い役者が揃っており、それがどのように自覚的なのか無意識なのか、芝居の装置として機能していると、感じる。

 ハイテンションな芝居だけが持ち味ではない劇団なのだろうが、今作はその創りでうまく機能していると思った。
 みちるちゃんの流離譚の構造であり、例えば嫌われ松子の一生みたいでもある。だが、それを決定的に演劇として成立させているのは、Q太郎なのである。まさにQ太郎という「ひかる人」の存在の「発見? 発明?」によって、作品に圧倒的な立体感を生むことに成功しているのだな。

P_20170716_105656_vHDR_Auto.jpg

 ただし、手賀沼公園の設定は、必ずしもうまく機能しているとは思えなかった。
 Q太郎が待ち続ける場所の、像が、Q太郎が見続けた(汚いけれど)美しい風景が、ぼくには最後まで像として結べない感じがした。

 おもしろかった。また見たい。

 
スポンサーサイト

【演劇 その2「青年団 さよならだけが人生か」】 - 2017.06.29 Thu

 6月28日。吉祥寺シアター。
 青年団の芝居は久しぶりだった。
 彼らの出世作の再演。音楽もない、特別な照明もない、ストーリーらしきものもない、平田オリザさんの作品群の典型が、ほぼ出そろっている作品だった。
 1990年代初頭当時の演出はどうだったのだろう。

 ぼくには、さすがに今回の本でも、少しスロウ過ぎると感じた。青年団の後の作品をぼくはいくつか見ているわけだが、それらの作品と比して、良くも悪くも歴史を感じる、と。的外れかな・・・。もちろんとても面白かったのだけれど。
 基本的には、ほぼ何事も起こらないことが何事もなく進んでいく1時間50分をじいっと見せることができる、すごい舞台だなあと思う。
P_20170628_185515_vHDR_Auto.jpg

P_20170628_190124_vHDR_Auto.jpg

 帰りの電車で、自分のことを考える。
 あの中の誰にも共感できなかったけれど、でも、共感できない自分があの中に、普通に居られる気がする。
 ぼくはそこにいて、ミイラ男に何を願うだろ。

【演劇 その1 クロムモリブデン「空と雲とバラバラの奥さま】 - 2017.05.13 Sat

 クロムモリブデンのことは知っていた。ちょうど大阪の夜のタイミングで、HEP HALLでの公演中。
 19時からの公演を観た。
 轟音と多弁、表現過多、饒舌と絶叫と諧謔・・・。
 基本的に、風刺とか皮肉とかいうような言葉で説明してはいけない気味の悪さと後味の悪さ・・・。
 不気味な、ざわざわする芝居だ。

18486012_1698182236876042_1521888371671697844_n.jpg

 なんというか、心をぐっさりと突き刺されるようなざらざらとした感じ。
 コアなファンがたくさんいるのがよくわかる芝居だった。
 しかし、調子がよくないと、ちょっと苦しいね。

 うまく感想をかけそうもないが、記録に残しておこうと思う。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター

最新記事

プロフィール

石川晋

Author:石川晋
北海道の中学校教師を退職しました。
都内に潜伏して、ゆっくりのんびりしなやかに、教育、芸術、自然の話をしながら、これからの自分のことを考えつつ、新しい状況に対応する「学びのしかけ」のことを考えて行きます。facebookアカウントは、
https://www.facebook.com/profile.php?id=100000528475920
ぼくにできそうなことは、どんどんお受けしますので、遠慮なくお知らせください。FBのメッセンジャーが一番確実です!

月別アーカイブ

最新コメント

カテゴリ

未分類 (50)
教育 (2147)
音楽 (259)
雑記 (341)
映画 (11)
読書 (31)
美術 (11)
研究会等 (10)
自然保護 (9)
CD&DVD (0)
育児 (30)
自然 (82)
対話 (7)
思考 (34)
演劇 (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード